新入生体験入学で合同授業 小樽北陵中

 小樽市立北陵中学校(清水町5・宮澤知校長)で、10月30日(金)9:10から、新入生体験入学を兼ね、手宮中央小学校6年生39名・高島小学校6年生39名・朝里小学校6年生1名・忍路小学校6年生1名の計80名が参加して合同授業が行われた。

 

 同校では、文部科学省の学園制加配活用事業の指定を受け、小学校高学年における教科担任制の導入や学習環境整備、義務教育9年間を見通した教育課程を編成するための様々な取り組みの一環として、不登校児童生徒の減少と学力向上を目指し、中1ギャップを未然に防止するために実施。

 

 各校20名ずつ40名が2クラスに分かれ、同校教諭の指導の下、中学校の生活や学習についてや、音楽と体育の授業を受け、体育の授業では、体育館でランニングや体操、マット運動に取り組んだ。

 

 手宮中央小・仙波嵩琉君は、「初めて北陵中学校に来て、小学校とは環境が違い、道徳で学習や生活の話を聞き、頑張ろうと思った。体育は小学校でもやったことがあったので、楽しかった」と話した。

 

 合同授業は、子どもが切磋琢磨できる学習環境を整備するために行い、音楽、図画工作、体育は各5時間、道徳は3時間、総合的学習の時間は2時間の合計20時間を予定していたが、新形コロナウイルス感染症の影響で、5月と7月は中止し、今年度初めて実施され、12月と1月にも予定している。

 

 北陵中学校・高島小学校・手宮中央小学校の北陵地区3校は、小樽市から小中一貫教育の推進地区指定を受け、小中一貫教育推進委員会を実施。夢や目標の実現を目指し、たくましく生きる北小樽の児童・生徒の育成に努めている。

 

 また、中学校校区の小学校高学年における教科担任制を実施し、高島小と手宮西小の5・6年生に、同校教員が出向き、理科と外国語を週2時間ずつ指導している。

 

 ◎北陵中学校〜小中一貫教育について(外部)