小学校で新型コロナクラスター 小樽市職員も感染

 

 

 

 小樽市(迫俊哉市長)は、11月21日(土)15:00から市役所(花園2)別館3階第2委員会室で、同市保健所医療業務担当・田中宏之部長、勝山貴之医療保険部長、森貴仁教育部長、田中克浩総務部長が出席し、市内183例目〜188例目(道内6685例目〜6690例目)となる新型コロナウイルスに感染した患者について記者会見を開いた。

 

 同市では、道の発表で市立稲穂小学校職員1名の感染が確認されたことで、同校児童と教職員合わせて6名のクラスターが発生。これに伴う濃厚接触者の検査で、市の非常勤職員1名も陽性が確認された。

 

 11月19日(木)に同校児童1名の感染が確認され、濃厚接触者として児童37名・教職員2名のPCR検査を実施。20日(金)に児童4名(無症状2名・軽症2名)と教職員1名の陽性が確認されたことにより、6名(児童5名・教職員1名)のクラスターが発生。これに伴う濃厚接触者の教職員39名の検査では全員が陰性だった。学級閉鎖を、当初の12月1日(火)を3日(木)まで延長するとした。

 

 市の本庁舎勤務で初めての陽性患者が確認されのは、医療保険部保険収納課の非常勤職員で、市内185例目の児童の濃厚接触者として検査したところ陽性が分かった。

 

 窓口業務や外勤などの市民と対面する仕事ではなく内勤で、19日(木)まで勤務し、20日(金)は休んでいる。濃厚接触者6名については全員陰性だったが、2週間勤務を休ませ、明日22日(日)に勤務場所の消毒をする予定。24日(火)からは通常通り業務を行う。

 

 田中医療部長は、市内の感染状況をまとめ、クラスター発生を除き3月~9月は、10件以下程度で推移してきたが、10月31件・11月50件と最も多く、急に増加していることを指摘し、「新北海道スタイルを実践し、距離が取れない長時間の会合を避け、飲食を行う場合は5人以上は避け、2時間を越える会食をしない。発熱等の症状がある場合は、かかりつけ医へ電話し、かかりつけ医がいない人は、発熱相談センターに電話する」と、市民に感染対策の徹底を求めた。

 

 また、若い人の感染が増え、市中感染が増えているのかについては、10月・11月のケースでリンク(感染経路の繋り)のある・なしでいうと、リンクなしは4分の1で、4分の3はリンクがあるが、予断を許さない状況。

 

 市内小学校等へは、マスクの着用・手洗い・換気の徹底に努めるよう、注意を促す。

 

 市内でのクラスターは、昼間にカラオケを利用できるスナックや小樽市立病院に続き、今回の小学校の発生で3例目となる。

 

 市内183例目(道内6685例目)は、小樽市在住の10歳代女子学生。無症状で、入院先調整中。行動歴及び濃厚感染者については、現在調査中。

 

 市内184例目(道内6686例目)は、小樽市在住の10歳代男子学生。発症推定日は20日(金)で発熱があり、入院先調整中。行動歴及び濃厚感染者については、現在調査中。

 

 市内185例目(道内6687例目)は、小樽市在住の10歳代女子学生。無症状で、入院先調整中。行動歴及び濃厚感染者については、現在調査中。

 

 市内186例目(道内6388例目)は、小樽市在住の10歳代男子学生。発症推定日は17日(火)で発熱・鼻汁・鼻閉・倦怠感があり、入院先調整中。行動歴及び濃厚感染者については、現在調査中。

 

 市内187例目(道内6389例目)は、小樽市在住の40歳代女性会社員。無症状で、入院先調整中。道内患者の濃厚感染者。行動歴及び濃厚感染者については、現在調査中。

 

 市内188例目(道内6390例目)は、小樽市在住の40歳代女性で市の非常勤職員。無症状で、入院先調整中。市内185例目(道内6687例目)の濃厚接触者。行動歴及び濃厚感染者については、現在調査中。

 

 小樽市における現検査状況は、累計4,647名のうち陽性者188名。陽性者のうち入院中4名・宿泊療養施設7名・宿泊療養施設調整中13名、陰性確認済等158名、死亡6名。

 

 ◎新型コロナウイルス感染症の市内発生状況(外部)

 ◎小樽市職員の新型コロナウイルス感染について(外部)

 ◎11月21日新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(2)(PDF)

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