AIサーマルカメラで検温 小樽市総合博物館

 小樽市総合博物館(手宮1)では、新型コロナウイルス感染症拡大防止に備えたAIサーマルカメラを4台納入され、18日(水)から本館入口と券売所前に設置。現在冬期間閉鎖中の手宮口にも、春から設置を予定している。

 

 同市契約管財課によると、同館4台・生涯学習プラザ1台・小樽図書館1台・小樽美術館2台の計8台を納品した。

 

 同館のAIサーマルカメラは、マスク着用のまま非接触で体温検知でき、
カメラ前に立つと自動的に検温し、37.4℃以下であれば、“表面温度正常”と音声が流れ、37.5℃以上の場合は“異常”と音声で伝える。

 

 その場合は、窓口で電子体温計で再測定し、体温が高い場合は入館を断る。

 

 また、マスクをつけていない場合はつけるように、音声で伝える仕組みにもなっている。この機器には、顔認証と検温モニター自動記録装置もあるが使用していない。

 

 同館運河館入口にも1台を設置し、換気を促進させ空気循環させるシーリングファンも同時に導入された。

 

 100名の団体が到着した場合も、子どもから大人まで全員にを測定してから入館してもらう徹底ぶり。

 

 同館・大鐘卓哉主幹は、「お客さんが安心して入館してもらえる取り組みのひとつで、安全対策に徹底している博物館だと知ってもらい、体温が高い方には入館を遠慮してもらう」と話した。

 

 感染防止対策には、新型コロナウイルス感染症対応地方臨時交付金を活用し、銭函市民センター・いなきたコミュニティセンター・公会堂・勤労女性センター・青少年センター等にも設置を始め、市民会館と市民センターにも設置に向け、準備をしている。

 

 ◎小樽市総合博物館(外部)