小樽塩谷小と大分松浦小児童 オンライン交流

 小樽市立塩谷小学校(塩谷2・堀智行校長)5年生14名は、11月25日(水)3校時目を利用し、パソコンのZoomアプリを使って、大分県佐伯市立松浦小学校(淵野恭子校長)5年生15名と、オンラインによる交流授業を行った。

 

 5年生の社会科では、「日本の国土とわたしたちのくらし」の「自然条件と人々のくらし」を学ぶ中で、あたたかい地域と寒い地域のくらしについて、児童がそれぞれの地域の暮らしを語り合い交流し、より地域の理解を深める目的がある。

 

 松浦小学校から市教育委員会に申し出があり、今日の授業が実現した。

 

 堀校長は、「コロナ禍でいろいろな制限がある中、オンラインが身近になり、授業と結び付き良い経験になったと思う」と話した。

 

 はじめに、松浦小児童による地域の紹介があり、庭に咲いているハイビスカスを見せ、暖かさをアピール。漁業が盛んでブリなどが獲れることや、かぼすや椎茸などの特産物を紹介。鶴御崎灯台や海望パークなど、観光スポットも写真で紹介した。

 

 同校からは、本日出席の13名が順番に、学校や冬の暮らしについて紹介。札幌から40kmほど離れた場所にあることや、校舎の裏山に30年ほど前から「べにしおや」というブドウを栽培し、海が歩いていける距離にあり、海水浴ができることを説明。

 

 観光スポットの小樽運河・小樽メルヘン交差点、硝子や寿司・シャコについて、冬の暮らしの必需品スタッドレスタイヤやロードヒーティング、砂箱についても紹介した。

 

 質疑応答では、両校ともに活発な質問が飛び交い、雪の遊び方についての質問に、「雪合戦・ソリ遊び・雪だるま・雪かきの手伝い」と答えていた。

 

 冬の特徴ある学習について、同校児童から質問すると、「冬だからと特になく、冬はマラソン大会を行っている」との答えに、児童一同驚きの声をあげていた。名残惜しさを感じつつ、初めてのオンライン授業が終了。

 

 玉谷蓮智君は、「どんなゲームをやっているのか聞いてみると、同じゲームだと分かり、質問してみて良かった」と話し、倉田健亘君は、「流氷観光船のガリンコ号を、佐伯市の造船所で建造していると聞きびっくりした。冬にマラソンとは、小樽なら寒くて倒れると思った」、髙石透哉君は、「漁師の息子なので魚に興味があり、こちらとは違う魚が獲れることを知った。シャコの話をした」と話し、それぞれが印象に残る授業だった。

 

 ◎佐伯市立松浦小学校HP(外部)

 ◎小樽市立塩谷小学校HP(外部)