小樽市役所通りのCSAショップ リニューアル

 産地活動拠点で、地域の農産品を中心に、小さな産業をみんなで支えることを目的とした、CSAショップ(ミリケン恵子代表・花園2)が、閉店した妙見市場から小樽市役所通りに移転し5月から営業を開始していたが、現店舗と隣の店舗跡2つのスペースを使い、自由に行き来できる売り場とカフェコーナーとしてリニューアル。12月10日(木)にオープンし、ガラス張り売場は明るく、さらに入店しやすくなった。

 

 店内には、市内専門店が日替わりで自慢の惣菜を提供するコーナーがあり、オープン日は、やまちょうのチキンカツとカレーコロッケが並んだ。

 

 ミリケン代表手作りのケーキや息子さんが作るスコーン、こんがりやのパンや平飼いたまご、安心安全な調味料などが並び、トマトの栽培が終わった仁木の岩本農園からは、小松やほうれん草など美味しい葉物が入荷され、男爵などのジャガイモは箱入りでも購入でき、銀世界というかぼちゃやビーツなど、生産者が分かる野菜を販売している。

 

 ミリケン代表が力を入れている活動のひとつ、地域の洋裁上手さんや編み物好きな人たちに声をかけ、“スワデシ”というブランドを立ち上げた。

 

 “スワデシ”は地産地消ブランドで、インドの独立活動家マハトマ・ガンディーの非暴力活動にちなみ、国産品愛用運動とも呼ばれている。

 

 洋裁上手さんが作るカラフルでおしゃれなあくびもんぺ4,000円や、編み物名人の靴下1,600円、洗って使える布ナプキン大800円を販売。

 

 ミリケン代表は、「いろいろな人たちを支える場所となり、こういう時代だからこそ、ソーシャルディスタンスを保ち、顔を見ながら安心できる場所に。不安であろうともできることをしていきたい」と話した。

 

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