年末年始の便乗値上げ 小樽市内10店舗で調査

 小樽市消費者協会(星功会長)は、年末年始に使う食材の便乗値上げをチェックする年末食品試買調査を、12月28日(月)9:30~13:00に市役所(花園2)6階第一会議室で行った。

 

 同協会会員10名が、市内銭函から長橋までの市場やスーパー10ヶ所で、年越しや正月料理に使う食材12品目のうち、試買調査9品目・見取り調査3品目を行い、試買した商品を持ち寄り、生活安全課消費安全課職員2名と会員3名が対応した。

 

 同会員は、11月27日(金)にも試買をしているため、比較して先月よりもどれだけ値上がりしているかが分かる。先月よりも合計金額が500円ほど高くなっている様子だった。

 

 試買を任された会員たちは、「先月は根のついた三つ葉があったが、今月はなかった。みかんは2kg詰めの高級感あるものも出ていた。中国産竹の子はなかった。野菜など新鮮で良いものが並んでいた」と、状況を語り合った。

 

 同協会では、10名が試買したそれぞれの食品の100gあたりの平均価格を算出し、12月28日と11月27日、昨年12月27日とを比較。

 

 その結果、前年同月で比較すると、ほうれん草・大根・三つ葉が値下がり、昨年に比べると道外産の野菜全般は値下がり傾向にある。みかんは平年並み。
先月との比較では、道内産ごぼうがやや高めとなっていたことが分かった。

 

 同協会は、1968(昭和43)年4月に設立され、市役所(花園2)5階小樽・北しりべし消費者センター内を拠点に、後志1市5町村の消費者相談など、消費者被害やトラブルの未然防止に努め、各種団体へ移動消費者教室(出前授業)などの活動を行っている。

 

 ◎小樽市消費者協会(外部)

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