極寒の大晦日 小樽で今季最も低い−9.5℃

 日本列島に寒波が居座る大晦日の12月31日(木)、小樽では、今季もっとも低い−9.5℃(6:23)を観測し、最高気温も−6.2℃(11:28)までしか上がらす、26日(土)から6日連続で真冬日が続き、市民らは、凍える寒さの中、雪かきを強いられていた。

 

 12月に入って、一日中氷点下の日が14日もあり、真冬並みの寒さと雪に見舞われた。朝には一部吹雪いたところもあり、視界を遮る雪に、運転が大変困難だったと語るドライバーもいた。

 

 道内173の観測地点で、もっとも低かったのは、豪雪で知られる上川地方の幌加内で−32.6℃(5:29)をはじめ、江丹別と朱鞠内で−31.5℃を観測するなど、上川地方をはじめ、平年より低い地点が168地点もあった。(16:00現在)

 

 日本海側を中心に雪に見舞われ、朱鞠内・幌加内では153cmの積雪、173地点で100cmを越える積雪は、新篠津・幌糠・岩見沢・倶知安の6地点。小樽でも9:00台では積雪49cmに、16:00では45cmを観測。積雪の無い地点も、帯広など6地点あった。

 

 

 降雪等の悪天候の影響で、道南・道央・道北方面の一部列車に運休及び遅れが発生している。詳しくは、JR北海道列車運行情報(外部)へ。

 

 札幌管区気象台は、小樽を含む後志地方に関して、一部に風雪、波浪、全部になだれ、低温注意報を発令した。

 

 北海道付近は、1月1日にかけて冬型の気圧配置で、気圧の傾きが大きい状態が続き、上空には強い寒気が流れ込むため、大気の状態が不安定になる。1日は曇り時々雪の見込み。

 

 ◎札幌管区気象台〜北海道の日最深積雪深いほうから(外部)

 ◎札幌管区気象台〜北海道の最低気温低い方から(外部)