小中一貫に向け 小樽市立望洋台中で英検実施

 1月22日(金)、小樽市立望洋台中学校(望洋台3・伊藤仁弥校長)と望洋台小学校(望洋台1・古田優子校長)では、合同で実用英語検定試験(英検)を実施。(写真提供:望洋台中学校)

 

 同中学校3階の各教室で、級ごとに分かれて試験が実施され、小学生と中学生が、それぞれが合格目指して机を並べ、筆記とリスニングの試験に真剣な面持ちで取り組み、試験監督となった小中学校の教諭がその様子を見守った。

 

 今回、同校での実施に試験監督として初めて参加した、瀬賀大介小学校教諭は、「小学校教諭が試験監督として参加することは、受検する小学生にとっては大きな安心感に繋がるのではないでしょうか。また、昨年の卒業生が一生懸命頑張っている姿も見ることができ、嬉しく感じました。小中一貫の観点からも、このような機会が増えるとより良いと思います」と感想を述べた。

 

 また、山田香織中学校教諭は、「小学生でも英語のレベルの高い児童がいて驚きます。中学生にとっても、一緒に受検をすることで刺激を受ける面もあると思います」と話した。

 

 初めて中学校で受検した小学生女子児童は、「いつもより緊張しましたが、リスニングはけっこうできたと思います。機会があれば、また受けてみたいと思います」と、笑顔で話していた。

 

 古田、伊藤各校長は、『今できること』を確実に進めることが大切で、職員が替わっても、同小学校との英検の合同実施をはじめ、この地域に着実に根付く、小中一貫に向けた取り組みを進めていくとしている。