小樽美術家チャリティ色紙展 売上の一部寄贈

 小樽市内と近郊の美術館が集まり、昨年に続き、12月13日(日)~26日(土)宮井額縁店(花園1)を会場に、第2回小樽美術家チャリティ2020色紙展を開き、売上の一部を、市立小樽美術館協力会(山本信彦会長)に寄贈した。


 
 1月28日(木)11:00から、同館(色内1)1階館長室で贈呈式が開かれ、同展代表の宮井保郎氏と発起人で芸術家の阿部典英氏が出席し、新明英仁館長に直接手渡した。

 

 新明館長は、「美術館の活動や改修のために、どちらも美術館には必要で活用できれば」と感謝した。

 

 同展は、初参加5名を含む26名が絵画等の作品を1点ずつ出展し、11点を販売した売上の一部と、同額縁店に設置のチャリティボックスと合わせて36,000円が集まった。

 

 昨年は、初のチャリティバザーとして作家29名が参加。絵画等22点の売上の一部とチャリティボックスと合わせた69,611円を、同館開館40周年を記念し維持補修のためにと、同協力会へ寄贈している。

 

 阿部氏は、「同会が繁栄するよう有効に活用してほしい。今後は、若い人もチャリティ展に参加して、山から見た港を描いた中村善策さんの精神を繋いでもらいたい」と話した。

 

 同会は、小樽市にゆかりのある作家の美術作品、美術関係諸資料等の収集など、同館を側面から援助するためにできた組織で、現在、同会会員を募っている。

 

 賛助会員は年会費1万円、普通会員は年会費3千円で、入会すると、1年間有効の会員証が発行される。常設展・特別展が会員証で観覧でき、美術館案内と館報等が送られる。

 

 新年度版の会員証は、小樽在住の舞踏家の田仲ハルの写真にリニューアルされ、名誉・賛助・普通会員の3種類。

 

 同会主催で舞踏公演を実施するなど、写真起用は、小樽から舞踏を発信する意味が込められているという。

 

 ◎市立小樽美術館協力会(外部)

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