東京フィルハーモニーの演奏会を鑑賞

 優れた芸術鑑賞を通じて、創造性を高め情操を養うことを目的として、文化庁が実施のする、文化芸術による子供育成総合事業(巡回公演授業)の一環で、東京フィルハーモニー交響楽団による演奏会が、2月3日(水)14:00から、小樽市民会館(花園5)大ホールで開かれた。

 

 市立望洋台中学校(伊藤仁弥校長)開校30周年記念事業も兼ね、全校生徒145名・職員17名と保護者・地域住民・実行委員50名が、オーケストラ演奏を鑑賞した。

 

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ソーシャルディスタンスを保ち、マスク着用と検温や消毒、「第九」を歌うプログラムをボディパーカッションに変更するなど、万全の体制で臨んだ。

 

 また、コロナ禍のため1度は鑑賞を断念した、市立長橋中学校(岡本清豪校長)1年生92名と2年生98名と教職員は、各教室のテレビでYouTubeによる配信を利用。同楽団にとっても初の試みとなった。

 

 同楽団は、1911(明治44)年創立で、日本で一番古い歴史をもち、メンバーは約160名。テレビや映画音楽のコンサート等で演奏し、国内外で活躍している。

 

 オープニングは、ロッシーニ歌劇「ウイリアム・テル」序曲よりスイス軍の行進を演奏。3種類に分かれる弦楽器・管楽器・打楽器について説明があり、ドレミの歌でそれぞれの楽器の音色を紹介した。

 

 指揮者の円光寺雅彦氏による指揮者体験コーナーでは、ブラームスのハンガリー舞曲第5番を、生徒2名と教員1名が挑戦。会場から大きな拍手が贈られた。

 

 オーケストラによるラジオ体操第1の演奏に合わせて、身体を動かし軽やかに体操する場面も。

 

 ワークショップでは、ベートーヴェン生誕250年にちなみ、「運命」第1楽章の曲に合わせて、ボディパーカッションで、オーケストラと共演を楽しんだ。同楽団が制作した動画で事前授業を受け、本番に挑んでいた。

 

 この他、両校校歌の演奏やヴェルディの歌劇「アイーダ」より凱旋行進曲、外山雄三作曲「管弦楽のためのラプソディより八木節」など全9曲を演奏。

 

 終演後、感想を発表した生徒は、「初めてのオーケストラでとても迫力があり感動した。素晴らしい演奏で貴重な体験ができ嬉しかった」と話し、「今ままで観る演奏より迫力があり感動。みんな笑顔が溢れ、音楽は素晴らしいことに改めて気づいた」と満足していた。

 

 文化専門委員長は、「一番印象に残るのは生演奏だったことで、一音・一音が身体に届いた。身体を動かして演奏したパーカッションでは、クラシックに馴染みがなくても楽しかった。一生の思い出になると思う」と謝辞を述べた。

 

 長橋中学校にとっても、初の試みとなるテレビを使ってのライブ配信となったが、教室では大音量で楽しみ、思い出深い鑑賞会になったという。休んでいる生徒も自宅で見られるようにURLを伝え、3年生には、後日、録画したもので鑑賞会を開く予定。

 

 ◎文化芸術による子供育成総合事業(外部)

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