油彩画家HiNA初個展 2/19小樽美術館

 小樽在住の油彩画家・HiNA(増山日向子)さんは、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2で、初個展である絵画展を、2月19日(金)~21日(日)の3日間に開催する。

 

 HiNAさんは、子どもの頃から絵を描くことに興味を持ち、札幌大谷大学芸術学部で油彩画を専攻し、本格的に絵画を始めた。卒業後は、小樽を拠点に制作活動に励んでいる。

 

 どこに所属するわけでもなく、自分らしい活動をしたいと、様々方法で作品を発表。制作の裏側をYou tubeで配信しているのも、その一環だ。完成した作品には、並々ならぬ努力があることを知る機会となる。

 

 「オモシロイこと、楽しいこと、アート。」をテーマに、困難の中にある時こそ、アートのもつ力で感動し、立ち直る勇気をもらってきたというHiNAさんは、「絵画を観ることも好きで、観客側としてもらったエネルギーを、今度は、観る人の生きる喜びや頑張る力になれたら嬉しい。

 

 自然豊かな小樽、文化的に魅力のある街だからこそ生まれたイマジネーションに感謝を込めて、初めての絵画展を地元小樽で開けた」と話し、絵を観てひとつひとつの物語を受け取ってもらいたいそうだ。

 

 今回の展示する作品は約15点。大学時代に制作したものから、完成間近の作品まで、会場の空間を上手く使って展示するとして、どのような雰囲気になるかは開催してからのお楽しみだという。

 

 ポスターにも起用した出展作品「艀」は、全盛期には約600隻もあり、北運河にあった最後の艀を描いたもので、絵画に艀を残した。

 

 今後の活動を尋ねると、「絵を描くことが好きで、純粋に楽しんでいたい。心の耳を澄ませながら活動していきたい。絵の中では自由でいられる。大人になりたくない子どもたちにも、こんな大人がいるんだと、子どもたちの希望になれたら、夢が叶えられたことになる」と話し、さらにステップアップして、開催を続けたいと意欲を示していた。

 

 HiNA絵画個展 2月19日(金)~21日(日)10:00~17:00(最終日15:00)

 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2 入場無料

 

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