国際的視野を広める新刊図書14冊 小樽ユネスコ寄贈

 市立小樽図書館(花園5・鈴木浩一館長)は、小樽ユネスコ協会(原田祥二会長)から、新刊図書14冊・2万円相当の寄贈の申し出を受け、原田会長・安達久美子副会長・田澤真弓事務局長が出席して、2月21日(日)11:00から、同館2階視聴覚室で贈呈式を行った。

 

 同協会は、1974(昭和49)年から毎年続けている事業のひとつで、累計冊数は1,866冊にも及んだ。

 

 企業等から集まったカレンダーやダイアリーを販売する、リサイクルカレンダー市の収益金の一部を購入費用に充てていたが、今年はコロナ禍で中止となり、会員らは、カンパなどで資金を集め寄贈を実現させた。

 

 同館司書が、“おうち時間を楽しむ”をテーマに、世界情勢を意識し、国際的視野を広めるための14冊を選んだ。

 

 原田会長は、「立派な贈呈式に感謝し、贈る側からも喜んでいただいている気持ちが伝わり、また贈呈しようと気持ちも高まる。世界を知る趣旨で、SNSなど間接的に人に会う本などが選ばれ、若い世代から年配の方まで、広く好まれる本をありがとうございます。市民の皆さんにも喜んで活用してもらえると思う」と述べた。

 

 鈴木館長は、「1974年から続き、50年以上約2,000冊の寄贈をありがとうございます。テーマは、広い意味で国際理解。コロナの状況に合わせて世界を知ることは大事。幅広い市民が利用でき、沢山の人に見ていただきたい」と感謝した。

 

 寄贈の図書は、本日から貸出カウンター前に特設展示し、貸出を開始する。

 

 なお、同協会では、書き間違えたり汚したりして投函しなかった官製はがきや、使わなかった未使用の年賀はがき、切手・未使用テレホンカード・お米券・図書券・商品券などの提供を募っている。問合せ:0134-54-2075

 

 ◎小樽ユネスコ協会(外部)

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