北海道の心臓と呼ばれたまち・小樽 ロゴマーク決定

 小樽市日本遺産推進協議会(迫俊哉会長)は、小樽の文化遺産「北海道の心臓」と呼ばれたまち・小樽のロゴマークデザインを募集。

 

 小樽には文化遺産が沢山あることが認識されているが、町の成り立ちやそれぞれの歴史的建造物の点が線になっていくストーリーも、市民に知ってもらうことを目的に、情報発信に活用する同デザインの募集を、2020(令和2)年11月10日(水)から12月21日(月)まで実施。全国から188件の応募があった。(写真提供:広報広聴課)

 

 1月12日(火)に同協議会でロゴマーク案3つを選定し、市民限定で2月1日(月)~17日(水)に郵便・WEB・投票箱を使って実施。

 

 投票総数1,308票(有効1,274票・無効34票)で、江別市在住で小樽市内の企画制作会社に勤務するデザイナー、後藤真千子さん応募の作品に689票が集まり決定した。

 

 地元のデザインで盛り上げる機会を探していた後藤さんは、今回の募集を見つけ、この歴史を振り返る取り組みに、今まで培った経験を活かしたいと応募したという。

 

 「投票してくださった皆さんへ、感謝の気持ちと受賞の喜びでいっぱい。応募に関して、後押ししてくれた会社のみんなにもとても感謝している。

 

 初めて見た人でも分かりやすく、かつ、シンボルとして活用できるようなデザインを目指した。これを機に、小樽の歴史に興味を抱く人が増えて、さらに小樽を好きになっていただければ幸いです」と、感想を寄せた。

 

 今後の活用方法については、3月末までに完成予定の観光振興室発行の「北前船と炭鉄港、心臓と呼ばれたまち・おたる」を盛り込んだ周遊マップや、観光をテーマにしたパンフレット、小樽市教育委員会発行の「小樽の文化財」にも掲載する。

 

 また、広くPRするために3月末までに使用基準及びデザインマニュアルを作成し、4月以降は、市民や町内会・学校・団体など、文化財を広げる取り組みに使用が可能となる。

 

 産業港湾部日本遺産担当主管の田中洋之氏は、「歴史を身近に感じてもらい、広く知ってもらおうと募集し、これほど多くの方の参加に感謝している」と話した。

 

 ◎小樽ロゴマーク市民投票の結果(外部)

 ◎関連記事