小樽市北前船日本遺産 ガイダンス映像公開

 小樽市総合博物館運河館(色内2・石川直章館長)で、小樽市北前船日本遺産を活用したwithコロナ期対応型イベント開催事業実行委員会(西條文雪委員長)事業の一環として、北前船ガイダンス映像の投影の公開を開始。

 

 市内に残る関連遺産を紹介し、ガイド養成をはじめ、一般の来館者にも、日本遺産「北前船」について詳しく知る機会となっている。

 

 2018(平成30)年度に、日本遺産ストーリー「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」に、小樽市も追加認定された。

 

 同運河館として活用している旧小樽倉庫や同館所蔵の西川家文書と、1897(明治30)年以前の写真も構成文化財となっているため、同館展示室では、北前船関連展示物とともに常設展示。

 

 映像は、日本遺産北前船の概要、小樽の北前船の構成文化遺産について、同館所蔵の北前船関係の古写真の3本立てで、各2分程度にまとめた。

 

 1.16都道府県48市町村の広域日本遺産の中から、新潟県佐渡市・青森県深浦町等など、12市町村の構成文化財と地図と共に概要を紹介。

 

 2.日和山・船絵馬・旧北浜地区倉庫群・北前船古い写真・西川家文書・旧魁陽亭・住吉神社奉納物を、構成文化遺産として紹介。

 

 3.写真で見る北前船として、1897(明治30)年以前の北前船や小樽港の様子など、同館所蔵の「北前船関係古写真」11枚を紹介。

 

 映像の制作に係った石川館長は、「これまでも、北前船について紹介してきたが、今回は日本遺産の北前船を紹介し、同館の建物・古文書・写真が構成文化財に入っていることも伝えたい。小樽の構成文化財はどういったものがどこにあるか、地図と一緒に紹介している。合わせて、北前船に関連した展示コーナーもご覧頂きたい」と、来館を呼びかけた。

 

 ◎小樽市〜北前船(外部)

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