おたる水族館 春の通常営業開始3/20

 おたる水族館(祝津3・伊勢伸哉館長)は、特別展「北海道の宝~見つめなおしたい身近な自然~」、フンボルトペンギンの海まで遠足や大型魚類展示など、子どもから大人まで楽しめる企画を用意し、3月20日(土)9:00から通常営業を開始する。

 

 パノラマ水槽前を会場に特別展を展開。北海道内にはこれまで見過ごされがちだった豊かな自然や、他に例がないような素晴らしい生き物たちの逞しく生きる姿を紹介する。

 

 エゾハルゼミ・ミヤマクワガタ・ハネナガキリギリスなどを、北海道にのみ生息する昆虫の標本約30種類を展示。GW頃に産卵することを想定して、エゾアカガエルを展示し、その成長課程を観察する。

 

 摩周湖からの地下水が湧き出てできた、透明度が高くコバルトブルーに見える神の子池をイメージして再現。オショロコマを水位調整水槽で飼育展示。

 

 全国95%のシェアを誇る道産昆布6種類の実物展示や、天然記念物のマリモを紹介。

 

 冬季閉鎖中だった海獣公園を開園し、フンボルトペンギンの“海まで遠足”も20日からスタート。10月15日(金)まで。換羽のため、7月20日(火)~8月19日(木)は休み。

 

 

 大型魚類展示では、国内でも指折りの大型魚クエやアカメ、アブラボウズなど、過去に飼育実績にある大型種を入手し、飼育しながら大きく育つ過程を楽しむ。

 

 セイウチのウチオとウーリャの子どもが、4~5月に誕生する予定。ウーリャは、2002(平成14)年~2016(平成28)年で3頭出産。今回4頭目となる。一般公開は、出産後に哺乳して安全が確認されてからとなる。名前は一般公募する予定。

 

 また、繁殖のため、大阪からオスのワモンアザラシが同館にやってきた。2頭のメスだけだったが、赤ちゃん誕生に期待が集まる。

 

 毎年GW明け頃から、草刈担当の期間契約社員・羊2頭が、同館港内の園地で放牧し、来館者の目を楽しませていた。

 

 2020(令和2)年の家畜伝染病予防法の改正により、敷地内に消毒槽等の設置が義務付けられ、今年からは羊の借用・放牧を断念。

 

 感染症対策として、20日(土)~4月11日(日)の土・日曜日に開催するオタリア・イルカショーの入場者を、1回あたり最大630名を315名に制限。混雑を緩和させるため、チケット売場で整理券を配布する。

 

 ◎おたる水族館HP(外部)

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