新型コロナウイルスワクチン接種が、3月16日(火)15:00から、後志管内トップを切り、感染症指定医療機関の小樽市立病院(若松1)で始まった。
道内では、2月19日(金)から医療従事者に先行接種が行われ、小樽市内の医療従事者には、25日遅れで接種が始まった。
同院には職員約1,000人がおり、アンケート調査によると、接種希望者は850人。今回は、医療現場に直接従事する人600人を優先して行う。
同院1階に接種会場を設け、1度に3人ずつ接種できるよう、コロナ感染症患者と接する頻度が多い人から、1日60人ずつ10日間の実施。
同院・並木昭義局長が接種し、続いて信野祐一郎院長、その後、入院治療にあたる看護師の接種が行われた。接種後は、15分ほど体調に変化がないか経過観察を行った。
小樽市は、小山秀昭副市長を本部長とする新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げ、ワクチンを保存する超低温冷凍庫(ディープフリーザー)全8台を設置予定で、2月15日(月)にその1台を同院に設置。
3月12日(金)に後志管内分として同院にワクチンが到着。後志管内の医療機関には小分け配送する。
並木局長は、「職員の皆さんは、一生懸命に仕事をしてくれている。第4波のためにもワクチンを打ち、安心して余裕を持って診療にあたりたい。コロナ対策が充分でき、市民のために頑張っていきたい。職員全員が同じ気持ちである」と話した。
副反応については、「今の時点では接種なしでは安心して仕事ができない。副反応があたっとしても、我々としては感染に少しでも安心したい。
辞退した150人は、ワクチンに対するアレルギーを恐れている。後志の感染者は、1,000人越えた。緊張をゆるめないよう気をつけたい。ワクチンを打って、3密対策を行い、うがい・手洗いを守り、変異株のためにも協力をお願いしたい」と話した。
3月9日(火)現在で、3月下旬以降、国の通知に基づき接種券を送付し、コールセンターを開設。4月2日(金)に2回目が到着予定で、4月下旬以降、高齢者の接種開始予定としている。
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