模擬選挙で仕組みを体験! 小樽双葉高校

 3月22日(月)13:35から、双葉高校(住ノ江1)2年生95人を対象に、選挙の仕組みや投票の仕方などを体験する模擬選挙が、同校体育館で実施された。

 

 小樽市選挙管理委員会の平口山和弘委員長と事務局3名が出席し、有権者となる高校生に、実際の選挙に準じた方法で、投票から開票までの全てを体験。

 

 この事業は、まち育てふれあいトークのメニュー、選挙について学ぶ「選挙のしくみ」で、投票できる年齢が20歳以上から18歳以上に引き下げられた2016(平成28)年から、同校で実施されている。

 

 昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大のため中止となったが、今年は、アルコール消毒、手袋やマスク、フェイスシールドを使い、ソーシャルディスタンスの確保など、感染防止対策が施されての実施となった。

 

 市内47ヶ所の投票所のひとつでもある同校の体育館に、投票用紙自動交付機や計数機など、実際に使われている機材を配置して、投票所と開票所が再現された。

 

 同委員会から説明を聞き、投票とともに、不正を監視する選挙管理者と選挙立会人・名簿対照係・用紙を手渡す用紙交付係など、投票所の仕事も体験した。

 

 不正がないように、一番最初の投票者だけ、投票開始前の投票箱が空である確認に立ち合うことができることや、入場券は男女に分けて回収され、投票率として反映されるなどの説明があった。

 

 1~3組が終わると係を交代し、4〜5組の投票が終わると、投票箱を施錠後、開票が行われ、同じように管理者や立会人、集計や計数などの開票従事者も体験した。

 

 投票箱に入っていた投票用紙を名前ごとに分類、間違いがないか確認し、計数機で数え、集計係が有効投票数を記入した。

 

 市内では10万人を切るぐらいの有権者数があり、47ヶ所ある投票所の1ヶ所平均は2,000人ほどだが、一番多い朝里小学校会場では有権者数5,500人と、混雑しているという。

 

 平口山委員長は、「今日の模擬選挙で、投票は簡単にできることが分かった。今年中に衆議院選挙が行われる。誕生日がきたら選挙ができるので、初めての選挙を大切にしてもらいたい。今以上の感染対策をしてお待ちしています」と、話した。

 

 9月に18歳になる久保君は、「一番最初に投票したので、投票箱が空であることを確かめる貴重な体験をした。ぜひ選挙に行きたいと思う」と話していた。

 

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