Tシャツで小樽を応援 UNIdesign寄附

 UNIdesign(ウニデザイン)の佐藤じんたん代表取締役は、オリジナルデザインのTシャツとトレーナーを制作販売した売上金319,178円を、小樽市新型コロナウイルス等感染症対策資金基金に寄附するため、3月23日(水)16:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で贈呈式を行った。

 

 目録を手渡された迫俊哉市長は、「皆さんのお蔭で寄付を頂き感謝している。若い人が頑張っている姿から力をもらい、小樽が伸びる可能性を感じる。この寄附をきっかけに、ネットワーク作りの手伝いができればと思う。大切に使わせてもらいたい」と感謝した。

 

 市から感謝状が贈られた佐藤代表取締役は、「Tシャツを着た写真が送られたり、実際に着ている人にも偶然会った。個人では限界が見えたので、次回はチームで運営できるよう企画したい」と、次に向けての意欲を語った。

 

 小樽出身の佐藤氏は、企業のデザイナーを退職後、2016(平成28)年に同社を設立し独立。

 

 デザインの力で、面白い試みや問題点を解決できないかと、「おしゃれ」「かわいい」と気に入った物を買うことで、寄附をする勇気と寄附できる方法を結びつけ、Tシャツをデザインして販売しようと企画。

 

 市内ではクラスターが発生し、SNSでは、飲食店が悲鳴を上げていると知り、寄附を集めたいが、ソーシャルディスタンスを守りながら、心と心を繋ぐことができないか考えた。

 

 家族で着たり、贈り物にもできるよう、ジュニアサイズからビックサイズまで幅広いサイズを用意。

 

 OTARUの「O」や小樽が一丸となる「丸」をモチーフに、小樽の海と山・ガス灯・元気が出る太陽を盛り込み、子どもにも着てもらおうと色をつけたものとモノクロの2つタイプをシャツとトレーナーに制作。

 

 2月上旬から予約販売を開始し、FMおたるの協力でオンラインショップ約80枚と、佐藤代表取締役のSNSで約200枚が売れた。売上額319,178円の全額をコロナ基金へ寄附。目標額30万円が達成できた。

 

 事前注文制にすることで、在庫もなくまとめて発注し単価を下げることができるという。

 

 Tシャツ販売はこれまでにも、コロナ禍で活動ができなくなった猫の保護団体「ツキネコ北海道」に、アマビエをデザインしたTシャツ140枚を販売し、105,000円を寄附している。

 

 ◎関連記事