地元企業で新たな旅立 小樽合同入社式

 

 

 小樽商工会議所(稲穂2・山本秀明会頭)は、2021(令和3)年度新入社員合同入社式を、4月1日(木)15:00から小樽経済センタービル(稲穂2)7階大ホールで行った。

 

 山本会頭をはじめ、役員・事業主、迫俊哉小樽市長・小樽公共職業安定所の竹田龍寿所長が出席し、今年度は、地元企業10社に29名の新入社員が迎えられ、新生活をスタートさせた。

 

 山本会頭は、「前向きに明るく物事を考え、いろいろなことがあっても一生懸命に努力して、あきらめない忍耐力を持って、これからの人生を頑張ってほしい」と激励。地元企業の関係者には、「地元に若い人が定着することが大事で、そのためには、今回入社した新入社員の皆さんを、温かく見守り育てていただきたい」と願った。

 

 新入社員を1人ずつ紹介した後、迫市長は、「地元企業を就職先に選び、とても嬉しく思う。市長として、皆さんが小樽で安心して生活ができ、働くことができ、そして子育てができる環境づくりにしっかりと取り組み、皆さんをサポートとしていきたい」と挨拶。

 

 竹田所長は、「これから始まる人生では、困難や壁にぶつかることがあるかもしれないが、困難をチャンスに変え、悩まず上司や先輩に相談しながら、ひとつひとつ乗り越え大きく成長してほしい」とエールを贈った。

 

 一昨年、入社式に出席した阿部建設株式会社の小林勇貴さんは、「社会人として多くの困難を抱え、不安になり息詰まることもあると思うが、誰もが経験すること。上司や先輩に相談してください。私もまだまだ未熟です。皆さんと一緒に小樽を盛り上げて生きましょう」と激励した。

 

 新入社員を代表して、株式会社新倉屋の村上心海さんは、「多くのことを学ぶ中で、様々な困難に直面すると思うが、1日も早く会社の戦力となれるよう、日々努力を重ねて参ります」と、社会人としての決意を述べた。

 

 株式会社産鋼スチールに入社した只野宣愛さん(21)は、「今朝初めて出勤し、しっかりと期待に応えられる社会人になりたいと思った。ものづくりの会社なので、長く形が残るよう良いものを作りたい」と話した。

 

 合同入社式終了後、医療法人社団熊澤歯科の熊澤龍一郎理事長による「社会人として考えるべきこと」をテーマに、記念講演が行われた。

 

 ◎小樽商工会議所(外部)

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