スコラ手帳の使い方をガイダンス 小樽望洋台中

 小樽市立望洋台中学校(望洋台3伊藤仁弥校長)では、4月8日(木)、毎日の学習を記録することで自学自習する力を伸ばし、家庭学習の質や量の向上を促す、スコラ手帳の使い方ガイダンスを実施。

 

 学年ごとに1時間ずつ体育館に集まり、株式会社NOLTYプランナーズの山本部長の説明や動画の視聴により、スケジュール手帳の使い方を学んだ。(写真提供:望洋中学校)

 

 目標は「具体的であること」や「ちょっと頑張れば達成できそうなこと」が大切で、生徒たちは「数字を使って今週の目標をつくってみよう」という問いかけを受け、実際に自分の手帳に具体的な目標を書き込んでいた。

 

 また、やることリスト(to doリスト)の活用については、自分が明日やることややってみたいことを手帳に書き出し、翌日以降の生活を計画的に進めるようアドバイスを受けた。

 

 起床・就寝・勉強開始の三点基本行動時間を書き入れ、グラフのように毎日比較し、できるだけ規則正しく生活することが習慣化への第一歩であるとの説明も受け、計画→実行→振り返りのサイクルを繰り返すことで、生活の習慣化や生活の改善が進むことを学んだ。

 

 今年度から学習担当として手帳関係の業務を引き継いだ平林教諭は、「昨年度は新型コロナ感染症の影響で、業者説明会ができなかったが、今年度は実施できて良かった。

 

 本校では、家庭学習をしている生徒は比較的多いと思うが、家庭学習の習慣がなかったり、スマホやゲームなどで生活が不規則な生徒もいる。手帳を活用して家庭での生活を見直すことができると良い」と語った。

 

 講師を務めた山本部長は、「全学年しっかりと集中して聴いてくれて感心した。手帳を採用する学校は少しずつ増え、充実した中学校生活のために十分活用してくれるとうれしい」と感想を語った。

 

 初めて説明を受けた1年生男子は「今まで家での勉強はあまりしなかったが、手帳に付けることでできそうかもって思った。起床の時間なども記録するようにしたい」と話していた。