株式会社小樽観光振興公社(西條文雪代表取締役)は、4月24日(土)から運航が開始される、小樽海上観光船「あおばと」と小樽港内遊覧館船「かいよう」の運航安全祈願祭を、20日(火)10:00から航船客公共待合所(港町4)で執り行った。
西條代表取締役、迫俊哉市長、小島萌子船長ら関係者が出席し、水天宮(相生町3)の大小島平和宮司が海上安全の祝詞を上げ、今シーズンの安全運航を祈願した。
小島船長は、同宮司から安全祈願の札を受け取り、さらなる安全への意識を高めた。
迫市長は、「第3号ふ頭では、大型クルーズ船に対応した岸壁整備が進められ、2022(令和4)年度中には開始される。併せて小樽商工会議所の港湾プロジェクトに端を発して、第3号ふ頭基部の再開発においても、官民で協議を進めている。市としても、第3号ふ頭基部に商業的な機能を持った新しい空間が形成されるために、しっかりと役割を果たしたい」と挨拶。
3月31日開催の株主総会で明井隆生氏の後任となった西條氏は、「祝津からオタモイに向けての海岸線の素晴らしさは小樽の財産であり、他の地域にはない将来的に価値のある資産。同社は、小樽観光にとって重要な会社。第3号ふ頭基部の開発に関しては、再開発整備計画に同社が核となり重要な役割。従業員一同、肝に銘じてこれからも安全に注意しながらやっていきたい」と述べた。
閉式後、観光船「あおばと」でオタモイ周遊を予定していたが、強風のため、小樽港内周遊に変更し希望者のみ乗船を楽しんだ。
新日本海フェリー元船長で、同社でも船長をしていた菊田繁幸さんが、今年からガイド役としてデビューする。
菊田さんは、「小学生向けの乗船体験会等で、北前船を交えた港に関連した内容で、子どもたちに印象づける話をしたい。小樽観光に役立ちたい」と意欲を示した。
今年度の運航期間は4月24日(土)~10月17日(日)。昨年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、6月1日~10月31日の運航だった。
運航初日の24日(土)は、市民無料体験乗船会を予定し、10:00発祝津行の観光船「あおばと」には、迫市長・西條代表取締役・ミスおたるが乗船し、紙テープで運航を祝う予定。
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