小樽市内新型コロナ 新規陽性19名・変異株疑い5名

 小樽市(迫俊哉市長)は、5月20日(木)に、市内1034例目〜1052例目(道内32600例目〜32618例目)となる新型コロナウイルスに感染した患者19名と、これまで公表した中に新たに変異株の疑いがある5名、市内飲食店関連クラスターで6名の増加を確認したと、21日(金)15:00に発表。

 

 本日公表の19名のうち、市内1045例目・1050例目・1051例目は感染経路不明。濃厚接触者をそれぞれ特定し検査する予定。残りの16名は市内の陽性患者の濃厚接触者。重症・死亡なし。

 

 クラスター20例目となるカラオケを伴う市内飲食店では、利用者のほとんどが重症化リスクが高い70歳以上で、長時間の利用とマスク不着用という状況で、感染防止対策が不十分だったと分かり、本日さらに利用者6名に感染が分かった。経営者1名と利用者28名の合わせて29名。

 

 最初に濃厚接触者23名を特定した分については検査し、さらに、濃厚接触者を広げて検査をしている。今後、増える可能性があり得る。

 

 クラスター17例目の高齢者施設と19例目の食品製造会社の新規陽性者はなく、収束も未定。

 

 昨年のクラスター発生時に、市独自のチェックリストを作成。今後はこれに基づき、徹底した感染対策を行う必要があるとした。

 

 市内小学校児童クラブの利用児童の感染が確認され、同児童クラブの一部が21日(金)~6月1日(火)に休会となった。また、同校の2学級が閉鎖となり、1学級が21日(金)~6月2日(水)、もう1つの学級は、21日(金)から当面の間閉鎖となる。

 

 現在、変異株確定者13名で、変異株疑いは、本日の5名の発表と合わせ135名に。陽性者の6~7割程度が変異株疑いとなっている。

 

 小樽市における現検査状況は、累計20,659名のうち陽性者1,052名。陽性者のうち入院中41名・宿泊療養施設23名・自宅・施設療養32名・宿泊療養等調整中45名、陰性確認済等869名、死亡42名。

 

 保健所によると、予定していたワクチンが届き、20日(木)から接種できる医療機関への配分が始まった。24日(月)から予定通り、75歳以上の一般高齢者に接種が始まるが、接種医療機関で一斉に始まる訳ではないという。

 

 ◎5月21日市長緊急メッセージ〜高齢者の皆さんへ(YouTube)

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