令和3年小樽市議会第2回定例会 議案説明

 小樽市(迫俊哉市長)は、2021(令和3)年小樽市議会第2回定例会提出予定の議案について、6月1日(火)15:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で、上石明財政部長と佐藤靖久総務部長が説明。

 

 令和3年度小樽市一般会計補正予算と小樽市介護保険事業特別会計補正予算の予算議案2件・小樽市資金基金条例の一部を改正する条例案等7件・工事請負変更契約や動産取得・専決処分報告3件、その他報告等を予定している。

 

 最終本会議には、人権擁護委員候補者を推薦する人事案件を提出する。

 

 国の予備費による、子育て世帯生活支援特別給付事業費7,765万円を計上し、ひとり親世帯以外の低所得の子育て世代を支援するため、対象児童1人あたり5万円を給付。1,321人・800世帯を想定している。

 

 新型コロナウイルス感染症の拡大に対応する新型コロナウイルス感染症対策事業費4,976万円。クラスター発生等の影響による医療費及び検査委託料の支出見込み額を増額した。

 

 クラスター対策事業費529万4千円は、クラスター発生時の影響による宿泊療養施設への職員派遣回数増加に伴う旅費の増や自宅で療養する患者数の増加に伴う療養物資配達の増。10日間分を83セット支給した。

 

 感染拡大に伴い、5月24日から、病床10床の確保や入院など受け入れに応じたため、掖済会病院(稲穂1)へ協力金3,000万円を支給する。

 

 経済対策として、おたるプレミアム付き商品券事業費2億3,500万円の販売を見込む。1万円で販売し1万3千円分が使える商品券(市内共通6枚・地域応援7枚)を6万冊発行。1人3冊まで。10月中旬に販売し12月末まで使用できる。

 

 観光費として、前回のプレミアム商品券の効果が届かなかったことにより、堺町通り観光案内所支援事業補助金100万円、堺町通り活性化イベント支援事業費補助金270万円を計上し、7月開催予定のオンライン夏まつりなど5事業を予定している。

 

 このほか、宿泊施設誘客推進加速化事業費補助金3,718万円・宿泊観光事業者応援事業費2,140万円・教育委員会庁舎の消防法上必要な非常用発電機を整備する組織改革関係事業費2,000万円。

 

 総合博物館に動態保存されているアイアンホース号の客車の仕様等を改修整理するための鉄道歴史体験プログラム事業費として、国庫補助金1,350万円と基金繰入金727万1千円を合わせて2,077万1千円。

 

 補正予算額は、一般会計補正額5億2,398万5千円と介護保険事業特別会計566万5千円を合わせて、5億2,965万円を計上した。

 

 明石財政部長は、「消費喚起や観光施策などにつけているが、この先、予算を確保し必要な時に備えることも重要。今年は交付金もなく、財政調整基金2億4,226万円を取り崩し、厳しい状況にある」と述べた。

 

 第2回定例会は、6月1日に招集告示、8日(火)10:00から提案説明が行われる。

 

 ◎令和3年第2回定例会提出予定議案(PDF)

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