芳醇な香りととろける甘味! らいでんメロン初セリ

 

 

 小樽市公設青果地方卸売市場(有幌1)の1階卸売場で、6月25日(金)7:00過ぎから、共和町産らいでんメロン(らいでんルピアレッド)20ケースの初セリが行われた。

 

 今年は、昨年の2倍の最高値20万円(秀5玉入り)のご祝儀価格で、昨年同様、仲卸人・株式会社大果大共青果(舘岡功一代表取締役社長)が競り落とし、仕入先の有限会社いちふじ柴田商店(花園1)が運営するフルーツパパ(稲穂2長崎屋小樽店1階)で、本日から展示され、明日26日(土)から販売する予定。

 

 今年は、組合加盟数150戸のうち、らいでんメロン生産者数138戸・作付面積203.5ha。そのうち3戸から127ケースが収穫され、そのうちの20ケースが小樽のセリに持ち込まれた。その他は、札幌や東京・大阪方面へ出荷される。

 

 品質の充実を図るために、光・糖度センサーや外計測装置はもとより、個別管理番号によるシール添付装置でメロンの個体を管理。ネギの混色栽培により、土壌障害の抑制も行っている。

 

 芳醇な香りで果肉はなめらかなメルティング質、果汁もジューシーでとろけるような甘味が特徴。

 

 赤肉腫は、らいでんルピアレッド(現在〜8月20日頃)、らいでんレッドティアラ(7月5日~9月15日)、らいでんレッド01(8月15日~10月末)、らいでんレッド113(9月1日~11月10日頃)の4種類、青肉腫はらいでんクラウン(7月中旬~10月末)の1種類。7月後半~8月上旬が収穫のピークで、今年は6月下旬〜10月末、目標数54万ケース(4,373トン)・18億円の販売を見込んでいる。

 

 農業協同組合営農販売部青果課の小林敦也課長は、「糖度も高くとろけるような甘さで、なめらかな果肉」と、美味しくできたメロンの収穫を喜んだ。

 

 同店・寺尾芳則総括部長は、「今日は展示して、皆さんに見てもらい、明日は1玉ずつ、5玉限定で、ご祝儀価格よりも安く販売する予定だ。本州への物産展では、らいでんメロンの知名度も上がってきているが、もっと後志で誇れるらいでんメロンを紹介できればと思う。昨年よりも2倍の価格が付き、コロナ禍ではあるが景気づけにみんなで頑張ってもらいたい思いが詰まっている」と話した。

 

 本日のらいでんメロン初セリには、4玉入り15ケース、5玉入り5ケースの合計20ケースが競りにかけられ、売上金額は359,640円(税込)だった。

 

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