第55回おたる潮まつり オンラインで潮音頭

 

 

 小樽の夏の大イベント第55回おたる潮まつりは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、7月24日(土)13:00からWebを主体とした内容に変更して開催。

 

 小樽市観光物産プラザ(色内2)中庭から、FMおたるパーソナリティ村岡啓介氏がMCを務め、おたる潮まつりチャンネルで祭りの様子を配信。

 

 13:00前には、中野豊実行委員長・迫俊哉市長・鈴木喜明市議会議長・山本秀明商工会議所会頭・ミス潮の髙田彩さんと山川穂乃果さん・西條文雪観光協会会頭・藤間扇玉社中6名・坂田理運営委員長と副委員長3名ら約20人が、揃いの浴衣姿で集まった。

 

 会場中央に祭壇を設け、中野実行委員長による御神水奉納、小樽総鎮守住吉神社の星野宮司による祈願式を行った。

 

 通常ならば、3日間連日に渡り熱いまつりが繰り広げられるところだが、市内中心部を踊り歩く潮ねりこみに代わり、14:00からオンライン会議システム「Zoom」を活用し、事前に募った個人•団体35画面の参加者と、みんなで踊ろう!“潮音頭”を開催し、その様子を配信した。

 

 中庭では、中野実行委員長とミス潮を先頭に、輪を描くように皆が続き、潮音頭4回•潮踊り唄3回を踊った。参加者がその様子を動画に撮影して応募する潮音頭コンテストも開催。

 

 10:00から小樽潮保存会による市内周遊キャラバン「潮太鼓とどけ隊」を実施し、15:00からはハマナス隊による山背など、太鼓の迫力ある打演や、小樽青年会議所主催の潮まつり特別メニューを、テイクアウトかデリバリーできる“JC Eats”に関連した抽選会も実施。

 

 実行委員会公認プログラムオンライン潮音頭は、4月末~7月25日間の26回に渡り、のべ416名が参加。

 

 実行委員の藤間扇久華さんは、「長い歴史の中で、2年間も中止となることを危惧し、話し合う中で工夫してこのような開催に繋げた。先人たちがあの世で笑ってみていると思う。

 

 今日は、オンラインでの潮音頭ではあるが、喜びでスタートし込み上げるものを感じた。沢山の市民とオンラインで繋がり、こんな時代だからこそできた。

 

 できることをできる人たちでできる形でする大切さを、今回の潮で学んだ。心のふるさとのまつりが、来年につながることを願っている」と話した。

 

 ◎おたる潮まつり公式サイト(外部)

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