小樽市銭函保育所クラスター 児童と職員7名感染

 小樽市(迫俊哉市長)は、8月11日(水)16:00から市役所(花園2)で記者会見を開き、小樽市銭函保育所(銭函2)で、新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生した件について報告した。

 

 児童71名・職員30名が在籍し、子育て支援センターあそばを併設している同保育所では、5日(木)に児童1名が発熱のため休園。同居家族に新型コロナの陽性者が確認されたことから検査し、6日(金)同児童1名の感染が分かった。7日(土)に公表し当面の間臨時休業としていた。

 

 感染した児童と同じフロアを利用していた児童36名・職員10名・実習生4名の計50名を濃厚接触者とし、10日(火)にPCR検査をしたところ、児童4名・職員2名の感染が確認され、市内23例目のクラスターとなった。

 

 最初に感染が分かった児童は軽症で、他6名はいずれも無症状。同施設の残りの児童32名と職員18名の計50名も濃厚接触者として、12日(木)にPCR検査を実施する予定で、結果は13日(金)に公表する。

 

 在籍しているが欠席が長い児童2名と欠勤している職員1名・土曜のみ勤務の職員1名の計4名を対象外としたが、他はすべて濃厚接触者扱いとし、陰性であっても2週間の自宅待機とする。

 

 感染が分かった職員2名は、子育て支援センターの職員ではなく、センターの利用は市内在住者のみで、札幌在住者には利用を自粛してもらっていた。

 

 施設の安全を考慮し、7日(土)から臨時休業している同保育所と併設している同センターを、20日(金)まで休業期間とした。

 

 こども未来部の小野寺正裕部長は、「強い危機意識を持って、感染防止に努めたい」と述べた。

 

 ◎2021年8月11日小樽市銭函保育所における新型コロナウイルスの集団感染の発生について(外部)

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