小樽佛教会(島隆会長)主催の第22回おぼん万灯会が、8月19日(木)16:00から浄応寺(石山町5)を会場に、今年も新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年同様、無参詣法要でしめやかに執り行われた。
同寺本堂の祭壇には、LEDライトで灯された小樽佛教会と同佛教会加盟の66ケ寺名が書かれた灯篭67基が並び、島会長をはじめ僧侶19名・小樽佛教鑽仰会会長・小樽典禮株式会社社長ら職員8名が出席した。
運河公園を会場に開くおぼん万灯会は、小樽の夏の風物詩として親しまれ、市内外から大勢の人が集まり、今は亡き大切な人を偲ぶ日として、恒例の催しとなっていた。
昨年からコロナ禍という状況の下、無参詣法要で規模を縮小し、会場も変更して行われている。
例年通常通りであれば、噴水に流す蓮華灯と合わせて約5,000基の灯篭が幻想的な光景を醸し出しているが、今年は、各寺院で販売した約3,400基の灯篭が、寺院ごとに奉安箱に入れ配置された。
法要が始まると、コロナが収束し、来年こそは通常通りの開催をと願い、広い本堂に僧侶約20名の経が響き渡っていた。
島会長は、「昨年の8月よりも今年の方が状況が悪くなっている。来年こそは、運河公園で盛大にやりたい。来たくても来られなかった方々のために、余計に力を込めた」と話した。
昨年に引き続き、灯籠の売上金の一部を、小樽市新型コロナウイルス等感染症対策資金基金に寄附をする予定。
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