かつてのポートフェスティバルのように、お金かかけずに楽しめるあの空気を復活させようと、小樽梁川商店街店主や音楽家らで作る裏小樽NEO一座(花男座長)主催のウラオタルBAZA—ARTが、国際的な美術作家の奈良美智展示会を皮切りに開かれた。
8月21日(土)・22日(日)の両日は、11:00から17:00まで梁川通りを歩行者天国にし、「自由な表現」をテーマに、21日は、個性あふれる20組の出店者が、自信を表現する選りすぐりの品々を一箱に詰めて対面販売した。
奈良氏の友人も集まり、釧路からカレー屋Comin Cury、裏小樽感のある塩谷からは本と雑貨のがたんごとんと耳かき屋。札幌からはムニ用品店が、動物やキノコをモチーフにした本や塗り絵・カードを販売。
22日11:00からは、今年結成した花男座長率いるウラオタルチンドン楽団による演奏で、通りを行く人たちを楽しませ、訪れた子どもたちも楽器を鳴らして参加。演奏終了後は、好きな楽器に触れるコーナーやカスタネットづくりが行われた。
同通りでは、カラフルなチョークを使って自由に絵を描くこともでき、子どもから大人まで描きたいものを地面に表現した。
都会館では、梁川花飾りや藁人形を無料で制作。感染対策を徹底し入館制限をしていたが、待ちが出るほどの人気となった。
奈良美智展示会は29日(日)まで開催中で、28日(土)は、小樽市観光物産プラザ(色内2)三番庫ギャラリーを会場に、「NARA:奈良美智との旅の記録」の上映会を13:00と18:00に、奈良氏のトークショーは14:40〜16:00を予定している。
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