ごみステーションコンペ おたる水族館に設置

 日本財団・総合海洋政策本部・国土交通省の旗振りのもと、オールジャパンで推進する日本財団「海と日本プロジェクト」は、これ以上ごみを出さないという社会全体の意識を向上させていくことを目標に、「海を学ぼう」・「海をキレイにしよう」・「海を味わおう」・「海を体験しよう」・「海を表現しよう」という海と未来を繋ぐための5つのテーマを提起し、2018(平成30)年11月に、推進プロジェクトのひとつ、「CHANGE FOR THE BLUE」を立ち上げた。

 

 CHANGE FOR THE BLUE in 北海道実行委員会では、2019(令和元)年から「海を表現しよう」というテーマを独立させて着手し、増加し続ける海洋ゴミ対策を目的に、2020(令和2)年に、ごみステーション・コンペティションを開催。思ずごみを捨てたくなるごみステーション(北海道独自の表現)のアイディアを募った。

 

 全道各地から小3〜70歳代までの41件の応募が集まり、その中から、「ごみをきちんと捨てる事によりキレイな海の維持につながる」というメッセージを可視化できる点を高く評価し、札幌市在住20代女性会社員の作品「pic up traSEA(ピックアップトラッシー)」が最優秀賞に選ばれた。

 

 そのアイディアを活かし、ごみを捨てるとセンサーが反応、ゴミ箱上のモニター画面に魚が泳ぐ姿などの映像が流れるTVモニター付きのごみステーションが完成し、おたる水族館に設置することが決まった。

 

 設置期間は9月2日(木)〜23日(木)で、運用開始に先立ち、2日11:20から設置セレモニーを開催し、来館者に初お披露する。

 

 ◎日本財団「海と日本PROJECT」(外部)

 ◎おたる水族館(外部)