コロナ陽性患者確認遅延 発生届メール見落とし

 小樽市保健所は、新型コロナウイルス感染者1名の発生確認に遅延が発生したと9月8日(水)に発表。

 

 コロナ陽性患者を確認した医療機関が、新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システムに発生届を入力すると、同保健所に、発生届のメールが自動送信されるが、同保健所では、このメールを見落としてしまい、8月30日(月)に、4名のはずだった新規陽性者を3名と確認し、31日(火)に公表した。

 

 9月3日(金)に、患者本人から「保健所から何も連絡が来ない」と連絡があったことで、メールの見落としが分かった。

 

 そこで、3日の新規確認数に1名を加え、4日(土)に公表し、患者と家族に謝罪した。確認漏れが生じたことにより、患者に保健所からの連絡が遅れ、療養等の措置にも遅れが出た。

 

 陽性判明後、保健所が把握するまでの間、主治医による毎日の健康観察を行い、軽症のまますでに療養期間を終了している。

 

 これまでシステム内の情報確認は、職員2名が担当日を決めて行っていたが、5名に増員してダブルチェックすることにより、確認漏れがないよう体制を強化し、再発防止に努めるとした。

 

 この事例の他に、システムに登録された発生届の見落としはないことを確認している。