小樽勝納川に秋到来! 鮭の遡上始まる

 街路樹のナナカマドの実も色づき、たわわに実る栗の木など、秋を見つけることが多くなった小樽市内は、9月17日(金)、5:46に最低気温13.2℃、13:49に最高気温24℃を観測。9月上旬並みの秋らしい気候となった。

 

 市街地を流れる中心河川の勝納川に鮭の遡上が始まり、一気に秋が深った。毎年この季節になると、鮭が川を上る目撃情報があちらこちらで聞こえ、秋の風物詩となっている。

 

 17日14:00過ぎ、南樽市場(新富町12)横を流れる勝納川にかかる眞砂橋から川を覗くと、元気に泳ぐ鮭の姿を見つけた。

 

 春になると、若松2丁目会が中心となり川伝いに鯉のぼりや大漁旗を設置して、人々を楽しませているが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、2年続きで中止となっている。

 

 春は雪解け水で勢いがあるが、秋は水流が少なく、鮭が上流を目指すには石などの障害物も多い。

 

 勝納川散策路には、鮭を見物に来た人の姿もあり、少し深い場所には多くの鮭が群がり、賢明に泳ぐ姿には生命力を感じる。

 

 見物している男性に尋ねると、「9月に入ってから鮭の姿を見つけた。多い時で50匹くらいいる時があるが、今日は2、30匹いるのでは」と話した。

 

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