コンビニで詐欺防止チェックシート活用 小樽警察署

 小樽警察署(富岡1・高濱厚署長)では、依然なくならない特殊詐欺被害を防ぐため、「電子マネーカード購入時チェックシート」を作成し、9月21日(火)14:00から、セブンイレブン小樽緑店(緑2・菊池俊一オーナー)で同シートを活用した声掛け訓練を行った。

 

 同署員が被害者女性に扮し、未納料金支払いに使う電子マネーを購入するために当店を訪れたと想定。

 

 オーナーの菊池さんは、チェックシートと照らし合わせ、“未納料金支払いを電子マネーで求められた”に該当すると、不審に思い声をかけたが、女性は「3:00までに払わないと裁判を起こされる」と言い焦っていたため、警察に通報。

 

 焦る女性は「時間がない」と違う店へ行こうとしていたが、菊池さんは、自身にも不審メールが送られてくる話をして、警察官が来るまでの時間を稼ぎ、警察官が到着し特殊詐欺被害防止に繋げ訓練は終了。

 

 菊池さんは、「チェックリストがあると、声掛けをしやすいし、説明しやすい。勉強をさせてもらった」と話した。

 

 同署では、「出会い系の請求など、若い人でも騙されることがある。お年寄りだけでなく、若い人にも不審に思ったら声をかけてもらいたい」と話した。

 

 ◎札幌方面小樽警察署(外部)