旧魁陽亭パネル展開催 小樽商大グローカルプロジェクト

 10月1日(金)から24日(日)まで、ウイングベイ小樽(築港11)5番街2階喜久屋書店前スペースで、小樽商科大学2021(令和3)年度グローカルプロジェクト「日本遺産を活用した小樽withコロナ対応型広域観光実証事業」主催の旧魁陽亭パネル展&アンケートが実施されている。

 

 北海道を代表する老舗料亭と言われた海陽亭は、創業は安政期に遡るといわれ、「魁陽亭」から「開陽亭」、「海陽亭」と名を変えつつ、小樽の歴史とともに150年にわたって営業を続けていた。

 

 2015(平成27)年に閉店したが、2018(平成30)年に、北前船主や船乗り・商人たちに親しまれた料亭であったことから、小樽市の日本遺産「北前船」の構成文化財に認定された。

 

 現在の所有者と同大の共同研究により、寮内に残る資料の整理や調査が実施され、多数の国内外の政財界人や文化人たちが訪れ、様々なエピソードとゆかりの品が遺っており、歴史が少しずつ明らかになった。

 

 会場にはA1サイズのパネル10点を展示し、旧魁陽亭の歴史と魅力を紹介し、旧魁陽亭の思い出、建物の保存活用、地域活性化の取り組みの参考にすることを目的として、今後の活用に期待することについてアンケートを実施。

 

 回答者には抽選で、旧魁陽亭絵葉書セットと冊子「旧魁陽亭—北海道を代表する老舗料亭」(改訂版2021年)を贈呈する。

 

 問合せ:080-5423-7658 小樽商科大学CGS 研究支援部門地域経済研究部学術研究員 高野宏康研究代表