小樽市立西陵中学校(富岡2)陸上部所属の石川蘭さん(3年)は、8月19日(木)に茨城県ひたちなか市で開催の第48回全日本中学校陸上競技選手権大会で、女子800ⅿに出場し見事優勝を果たした。
10月11日(月)16:30から、市役所(花園2)2階市長応接室で報告会が開かれ、石川さんをはじめ、佐藤千明陸上部顧問と両親が出席し、迫俊哉市長・小山秀昭副市長・林秀樹教育長が対応した。
迫市長は、「ここに来る度に良い成績を持って来てくれて、能力だけではなく努力しているのが分かる。3,000mも克服して駅伝に出場できるように頑張ってください」と激励。
石川さんは、「全国大会へ向け練習メニューを調整していた。目標にしていた大会で優勝を果たし嬉しかった」と喜んでいた。
3年続けて全国大会に出場し、1年生では予選敗退、2年生では予選で自己記録を更新し大健闘したが、決勝では6位だった。
中学生最後の3年生では、最初からトップをキープした試合展開となり、自己記録を更新し、2位とは2秒も離して優勝。これまでの無念さを果たした。
コロナ禍で部活動が中止の日も練習を欠かさず、父稔さんと一緒に、旭山展望台の往復や色内ふ頭から朝里方面など、朝4km・夜6kmを走り、休みは週1日だけ。
部活動では、部員が区間を小分けして協力。石川さんの日本一は、部員にとっても嬉しい出来事になったという。
父の稔さんは、「春先は不調だったが、走り込みで体重も減った。ライバルに気持ちを奮い立たせ、タイムに反映させるところはすごいと思う」と話し、佐藤顧問は、「春はタイムが落ちたこともあったが、努力して全国に間に合わせた。
大会に向けての本気と、終わってからの感謝がすごいと思う。競技が終わった後、1人競技場に挨拶をして戻ってきたのを見て、選手として素敵だと思った」と話した。
11月14日(日)開催の東日本女子駅伝と、2022(令和4)年1月16日(日)開催の都道府県対抗女子駅伝競走大会の選考会が10月末にあり、石川さんは、「次は駅伝に初出場し、区間賞を狙いたい。
高校ではインターハイで全国優勝し、2分を切った人がいない800mで、そのタイムを出したい」と話した。
駅伝では、姉の苺さんと姉妹で襷を繋ぐシーンが見られるかもしれない。
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