おたる子ども読書の日“ひろがれ!としょかん”

市立小樽図書館(花園5)では、11月3日(水)文化の日に、第5回としょかん発おたる子ども読書の日を開催。「ひろがれ!としょかん」をテーマに、子どもを対象にしたイベントが盛沢山に企画された。

 

 10:00〜16:00の視聴覚室では、たるばとブックフェスティバルが開かれ、児童書やしかけ絵本、大型絵本やおはなし迷路など200冊を用意。自由に読むことができ、一部を除いて貸出も行われた。

 

 図書館入口では、移動図書館バスを体験できる「来て!見て!わくわくブック号」を10:00〜15:00に開催。バスの中の本棚には、誰でも入って利用できる2,000冊もの本が並び、気に入った本が見つかると、館内のサービスカウンターで貸出も行った。

 

 10:00〜10:40の児童室で、「これはたいへん、びっくり!タマゲタ!!おはなし会プラスちびっこ館長登場!」が開かれ、事前に申込んだ親子27名が参加した。参加者の中から鈴木ゆうと君がちびっこ館長に任命され、会場を盛り上げた。

 

 本好きな迫俊哉市長によるおはなし会では、「どろんこハリー」と市長も猫を飼っているため選んだという「うちのねこ」の読み聞かせを行い、参加者は物語の世界に入り込んでいた。

 

 10:50〜11:50の児童室では、小樽在住の絵本作家のこぐれけいすけによるワークショップが開かれた。自身の作品「こまったライオン」の紙芝居も行われ、子どもたちはユニークな物語を楽しみ、スペシャルな時間を過ごした。

 

 昨年からガムテープを使ったワークショップを行い、今回は、事前に用意した国旗の本でジャマイカやカタールなど国旗を見せ、白い布とガムテープで旗づくりにチャレンジ。

 

 参加者は様々な色を使い、太いまま使ったり細くしたりして、自由に貼って楽しみ、時間の経過とともに次々と作品が生まれ、蛇や顔・ネズミなどが描かれ、子どもたちの感性溢れる旗が誕生した。

 

 マムシを旗に描いた佐々木健翔君(小1)は、「へびが好きだから旗にした。とても気に入った」と話し、弟の翔平君(年中)は、こぐれさんの顔を旗にし、母親は「ガムテープと布があれば、手軽にできることを教えてもらい良かった」と話した。

 

 こぐれさんは、「昨年からガムテープを使い、立体的なものを作ったので、今年はデザイン的なものと考えた。難易度も高かったが、時間が経つと、それぞれ形になりすごいと思った。簡単で表現できる機会が今後もあれば」と話した。

 

 児童室には、寄贈のペーパークラフトが自由に持ち帰ることもでき、子どもたちは、子ども読書の日を満喫していた。午後からは、どきどき司書体験やとしょかんミステリーツアー、ぐうちょきぱあのおはなし会が行われた。

 

 ◎市立小樽図書館〜イベント(外部)

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