小樽入船六三町会で第3回目のスマホ教室開催

 札幌学院大学生らで作るスマホ教室in小樽の町内会実行委員会(能登龍二リーダー)では、学生9名が講師となり、11月14日(日)10:00から入船六三町会会館で、スマートフォンを持っている町会会員8名に、第3回目となるスマホ教室を行った。

 

 今年2月のスポーツ雪かき選手権大会(松代弘之実行委員長)が縁で、雪かきやゴミ拾い選手権のスタッフを務める学生らが、同町内会(山内ミエ子会長)のスマホを持っている役員に使い方教室を開いたのが始まり。5月には、65歳以上の会員を対象に2回目の教室を開き、学生と町会会員がグループLINEで繋がるなど成果を遂げてきた。

 

 同町会では、集まりの連絡などをLINEで行い、積極的にスマートフォンを活用している。

 

 3回目の目標は、グループLINEに未加入の人に参加してもらい、オンライン会議アプリZoomの使い方とし、学生2名が会員1名を担当。スマートフォンの疑問に丁寧に対応し、和やかに進められた。

 

 斎藤幸子さん(83)は、LINEのやり取りはできるが、撮影した写真を娘に送信する方法を学び喜んでいた。

 

 スマホ歴4年の志津子さんは、ショートメールやLINEで会員とのやりとりや、子どもたちとも繋がり、日常的にスマホを活用。「学生さんには、恥ずかしがらずに聞けて勉強になった」と満足していた。

 

 能登リーダーは、「これまで石山町会・桂岡町会と市内3カ所で、スマホ教室を開き、高齢者と交流ができ嬉しく思う。説明を聞いて分かったと喜んでくれて、私たちも教え甲斐がある。最終的には、LINEやZoomでイベントの企画もし、町おこしもできればと思う。3町会がZoomで意見交換もできるようになれば」と期待を寄せた。

 

 山内会長は、「3回目のスマホ教室で、Zoomの使い方までやらせてもらったが、どこまで覚えているのか、今後もこのような機会を持ってもらいたい。松代さんを中心に学生にも来てもらい、いろいろなことを学びたい」と話した。

 

 スマホ教室終了後には、今年2月にコロナ禍で縮小したスポーツ雪かき選手権を、来年は同町会を開催会場として打ち合わせを行った。

 

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