昨日から断続的に雪が降り続く小樽市内は、積雪59㎝と記録的な雪を観測し、北海道173の観測地点で4番目積雪となった。
道内一番の積雪観測地は変わらず上川地方の朱鞠内で89cm、札幌でも54cmとなり、後志の豪雪地帯・倶知安は、小樽よりも11㎝少ない48㎝だった。
小樽市民は、この大雪で朝から雪かきに終われ、時折、見えなくなるほどの吹雪となり、気温も日中でもマイナス5℃前後と厳しい寒さに見舞われた。
小樽運河浅草橋街園(港町5)には、悪天候でも観光客が訪れ、運河をバックに写真撮影を楽しむ姿が見られた。周辺の歩道に雪が積もり、真っ赤なナナカマドの実には、綿帽子のように雪が積もっていた。
運河散策路も雪で覆われ、人影もなくひっそりとして、停泊中の船にも雪が積っていた。
雪の影響で、函館線・千歳線・学園都市線・室蘭線を走行する一部の列車に運休および遅れが生じ、小樽16:38発の岩見沢行は運休となった。
高速道路でも、後志自動車道の余市IC~小樽JCT間と、札樽自動車道の小樽IC~札幌JCT間の上下線が、雪のため通行止めとなっていたが、16:00過ぎに札樽道のみ開通し、16:50現在、路面凍結のため上下線ともに50キロ規制となっている。
新日本海フェリーでは、海上悪天候の影響による運航状況について、10:00現在で、12月18日(土)23:30舞鶴港発-小樽港行に遅れが生じているとのこと。
19日(日)も引き続き、一日中氷点下の寒さとなって雪が降りやすく、日本海側を中心に大雪による交通障害に注意を呼び掛けている。小樽には、波浪、なだれ注意報が発令中。
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