中川和子と教え子連弾 1日遅れのクリスマスコンサート

 小樽在住のピアニスト・中川和子氏のファンクラブハンマークラヴィア北海道コンサートin小樽が、12月26日(日)14:00から小樽市民センター(色内2)マリンホールで無料で開かれ、師走の午後のひと時を約70人が演奏を楽しんだ。

 

 当初8月28日(土)の予定が2転3転し、1日遅れのクリスマスコンサートとして開催された。

 

 演奏曲は、モーツアルト「キラキラ星変奏曲」をはじめ、中川氏のソロ演奏でウェーバー「舞踏への招待」を、教え子の奥村果歩さんと連弾で、ブルグミュラーの「25の練習曲」から、舟歌・スティリエンヌ・貴婦人の乗馬を、同じく教え子の水野更紗さん(高2)と連弾でミヨー「スカラムーシュ」を演奏。

 

 訪れた観客は、2台のピアノがめまぐるしく行き交う華やかな楽章など、息を合わせた迫力ある演奏を楽しみ、美しい音色に耳を澄ませた。

 

 アンコールも豪華な選曲で、ピアノ連弾曲「もろびとこぞりて第九を歌えばあっという間にお正月」などを演奏し終演となった。

 

 同氏は、東京音楽大学ピアノ科演奏家コース卒業後、オーストリア・ウィーン国立音楽大学ピアノ演奏家卒業。現在は小樽在住で、北海道をはじめ、全国、ヨーロッパにおいて国内外で演奏。

 

 ファンクラブ「ハンバーグラヴィア」による定期演奏会、ボランティア演奏会の「ハンマーグラヴィア北海道コンサート」、病院などの慰問など活発に展開している。

 

 札幌市在住の男性は、「延期となって予定された方が来られなくなり、生徒さん2人がお手伝いされ、素晴らしく充分楽しめた。病院などのロビーコンサートなども実施され、コンサートの開催を知るたびに楽しみに来ている」と、満足した様子だった。

 

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