大健闘!北海道スキー技術選手権大会小樽予選会

 全日本スキー技術選手権大会をかけ、男子の国内で最もレベルの高い予選会と注目を集めている、北海道スキー技術選手権小樽地区予選会が、1月3日(月)朝里川温泉スキー場(朝里川温泉1)で開かれ、男子50名・女子11名・高校生9名が出場した。(写真提供:小樽スキー連盟)

 

 大回り・小回り・総合滑走・不整地小回りの4種目で競い、リズムやスピード、ターンコントロールにおいて審査。

 

 小樽スキー連盟(小鷹孝一会長)所属のSAJナショナルデモンストレーター4名が、上位を独占する快挙を納めた。1位に武田竜さん、2位に百瀬順平さん、3位に須川尚樹さん、4位は片岡嵩弥さんで、小樽の基礎スキーレベルの高さを知らしめた。

 

 同連盟所属のSAJデモンストレーター・富田哲さんと斉藤人之さん、鈴木栞さ
んも次のステップへと駒を進め、同連盟男子15名・女子5名・高校生数名が北海道
大会への出場を決めた。

 

 ナショナルデモンストレーターとは、日本を代表する基礎スキー界のトップ選手で、全国で男子20名・女子8名のみが選出されるプロスキーヤーの勲章。全日本スキー技術選とデモンストレーター選考会の結果を総合し、2年毎に選出される。

 

 2022(令和4)年~2023(令和5)年のシーズンでは、北海道でナショナルデモンストレーターは5名で、そのうち4名は小樽スキー連盟所属。

 

 1位となった武田さんは、全日本スキー技術選で1位を2連覇し、他の3名も切磋琢磨して上位入賞。

 

 スキー指導員の片岡さんは、小さい頃からスキーに親しみ、19歳から毎年大
会に出場し、昨年度は全国で総合13位の成績。小樽予選会での4位はこれまでの
最高位となり、「小樽連盟のデモの中で若い方ではあるが、先輩の背中をしっかりと追いかけながら、全国大会の本番では負けないように、小樽のメンバーと切磋琢磨しながらレベルの高さを見せつけ、10位までが入賞なので、自分の成績も伸ばしたい」と意欲を示した。

 

 同連盟の山本博之理事長は、「小樽予選会には多くの方が集まり、激励の声もなくマナーを守り整然とした中、大会を見守ってもらった。日本一熱い予選会と言われ、皆さんの目線には熱いものがあった。スキー界も以前のようなブームではないが、着実に若手の選手も集まり、皆さんに応援してもらいたい。ルスツ、長野と大会を予定し、SNSを通じて活躍をお知らせしているので、それを見ながら応援してもらいたい」と話した。

 

 小鷹会長は、「小樽での地区予選は、全国一ハイレベルと言われている
大会で、朝里で開かれた。地元の人たちが沢山見に来て、我が小樽のスキーのすばらしさを堪能したと思う。

 

 将来、スキー連盟を担うジュニアの人たちにも大会に出場したり、今後、見に来ていただきたい。全道では7名のデモンストレーターに上位を占めてもらいたい」と期待。

 

 北海道スキー技術選手権大会は、1月29日(土)・30日(日)ルスツスキー場で、男子300名・女子100名弱が出場し、全日本スキー技術選手権大会は、3月2日(水)~6日(日)に、長野県八方尾根スキー場で開かれ、男子264名・女子141名が出場する。

 

 ◎小樽スキー連盟HP(外部)