成人式前後の大人数飲食 小樽市内新型コロナ陽性複数確認

 小樽市保健所では、1月13日(木)16:00から市役所(花園2)2階第1委員会室で、田中宏之所長と柴田健治次長が、新型コロナウイルス感染症に関連したレクチャーを行った。

 

 1月9日(日)に開催された小樽市成人式の前後で、大人数での飲食に参加した人から複数の新型コロナの感染者が確認されたと発表。

 

 保健所では、濃厚接触者について検査を進めているが、心あたりのある人で症状があれば、かかりつけ医や小樽市発熱者相談センターに、症状のない人で不安な人は、小樽市保健所生活衛生課に電話するよう呼びかけている。

 

 市内で、6日(木)に1名、11日(火)4名、12日(水)4名、13日(木)に10名の新型コロナウイルス感染症の新規陽性者を公表。

 

 陽性者19名の年代は10歳未満〜40代で、20代が10名と一番多い。成人式前後の飲食で感染したと思われる人は、本日発表の4名を含む5名となった。

 

 明日14日(金)の公表分として、成人式関連11名の感染が分かり、合計16名の感染を確認。症状は、発熱や咳・喉の痛み、中には味覚がない症状もあるが、重篤な人はいないという。

 

 30人のグループや居合わせた成人が4〜50人いた店舗もあり、長時間飲んでいた人もいたという。現在、調査を行っており10店舗を超える見込み。

 

 式典の参加には、抗原検査での陰性証明を必要するなど感染対策を徹底していたが、田中所長は、「年末年始の1週間で、オミクロン株の感染も広がってきていて、検査しての参加だったが、陰性だったとしても1日違うだけで陽性になりえる。オミクロン株は2〜3日の潜伏期間で発症。急速に広がる恐れがある」と、更なる広がりを懸念した。

 

 なお、北海道衛生研究所に6名の検体検査を依頼しているが、1名は判定不能で残り5名の結果は依然分かっていない。

 

 成人式前後の1月8日〜10日で、多人数の飲み会に参加した人や、受け入れた飲食店関係者については、検査を希望又は感染の不安がある人で発熱などのせきなどの症状がある人は、かかりつけ医、または、24時間対応の小樽市発熱者相談センター(0570-080-185)へ。

 

 症状のないが不安な人は、土・日曜日を含む10:00〜17:00に、小樽市保健所生活衛生課(0134-22-3118)へ連絡して日時を指定し、小樽掖済会病院で検査を受ける(無料)。

 

 ◎小樽市成人式に関連した新型コロナウイルス感染症の検査について(外部)

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