ミスおたる改名“小樽コンシェルジュ”に! 初代募集中

 ミスおたる運営協議会(西條文雪会長)では、長年親しまれてきた「ミスおたる」の名称を、「小樽コンシェルジュ」に改名したと1月25日(火)に発表。

 

 ジェンダーレスが広まって性差の解消を求める世論が高まり、ミス制度を廃止する自治体も多く、近年は、コロナ禍で思うように活躍する場も少なくなっていが、道内唯一のミスとして、北海道物産展などに招かれ活躍していた。

 

 ミスおたるは、小樽市の観光をはじめとした産業振興を図るため、小樽の顔として市内外の行事等に参加し、小樽の魅力を伝えてきた。

 

 1959(昭和34)年、第1回港みなと樽商工観光まつりの開催に合わせて誕生し、1967(昭和42)年に第1回おたる潮まつりが開催され、ミス潮に改名し1984(昭和59)年まで続く。その後、1985(昭和60)年から、再びミスおたるに改名し、潮まつり期間中のみミス潮として活動し現在に至る。現在のミスおたるは63代目となり、小樽歴史を誇る事業となっている。

 

 2010(平成22)年以降の記録では、応募人数も2012(平成24)年の16人を除き、3名〜9名と一桁で経過し、募集期間の延期が恒例となっており、昨年春から同協議会で議論を重ね、未婚者にこだわらず広く募集するため、活動内容は同じで未婚・既婚を問わないとし、「小樽コンシェルジュ」に改名し、制度自体の継続を選択し募集を開始した。

 

 また、話し合いの中には、女性ばかりではなく男性でもという意見が出てきているという。

 

 同協議会事務局では、「おもてなしの心を持って、広く小樽をPRしてもらいたい」と、初代に期待を寄せた。

 

 応募締切を2月22日(火)とし、3月1日(火)審査委員会、4日(金)に表敬訪問、25日(金)に交代式と任命式を予定している。

 

 ミス潮に関しては、潮まつり実行委員会の議論に委ねるとした。

 

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