年明けからクラスター発生 小樽市内小中学校でも感染拡大

 1月に入り、徐々に新型コロナウイルスに感染した新規陽性者が確認され始めた小樽だったが、1週間で190名を確認するなど、今後の感染拡大が見通せない状況が続いている。

 

 9日(日)には成人式が午前と午後に分けて実施され、事前に抗原検査キットで陰性を確認してからの出席だったが、成人式前後の大人数の飲食で感染が拡大。調査を進めると、新成人の1次会で10グループに感染が認められ、利用した店は16店舗だったことが分かった。

 

 1月12日(水)〜16日(日)の間、新成人36名・従業員1名の合計37名の陽性を確認。市内26例目のクラスターに認定し17日(月)に公表。翌日18日(火)には、新成人5名が増え42名に。19日(水)には、新成人2名・従業員1名増の45名に拡大。

 

 21日(金)に健康観察期間中の新成人1名の遅い陽性を確認し合計46名となったが、26日(水)、このクラスターは24日(月)いっぱいで収束したと発表。

 

 その間、学校での感染も広がり、1月19日(水)に市内中学校の1つで、教職員2名・生徒3名の陽性が確認され、市内27例目のクラスターを公表し、19日(水)から当面の間、学校閉鎖の措置をとった。

 

 さらに、20日(木)に教職員1名・生徒4名、21日(金)にも教職員2名・生徒9名の感染が確認され合計21名に拡大。

 

 23日(日)に、市内1小学校で陽性者を確認し30日(日)まで学級閉鎖に。24日(月)には学級閉鎖だった2校が通常登校となったが、新たに2つの小学校で教職員と児童の感染を確認し市内29例目と市内30例目のクラスターを公表。

 

 クラスタ—発生の2校では、25日(火)と26日(水)にも、それぞれ児童や教職員の拡大が見られた。

 

 25日(火)にも、市内1つの小学校で児童の感染が分かり、31日(月)まで学級閉鎖としたため、市内1つの中学校で学校閉鎖、市内7つの小中学校で学級閉鎖となっている。

 

 また、学校関連とは別に、建設関係事業所で従業員6名の感染を確認し、23日(月)に28例目のクラスターとなり、21日(金)から10日間の現場作業を休止。26日(水)に1名増となり7名のクラスターに拡大した。

 

 市内医療機関でも職員5名の感染が分かり、市内31例目のクラスターに認定し、1月23日(日)〜2月1日(火)を休診としている。

 

 現在、市内中学校1校・市内小学校2校・建設事業所・医療機関の5つのクラスターが発生している。

 

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