小樽市内新型コロナ感染 新規陽性もクラスターも増加

 小樽市(迫俊哉市長)は、2月8日(火)に、市内2,492〜2,549例目(道内118,975〜119,032例目)となる新型コロナウイルスに感染した患者58名を確認したと、9日(水)15:00に発表。症状は軽症が52名で無症状6名、重症者はいない。新たに再陽性者を1名確認し、これまでとを合わせ10名に。

 

 本日の58名のうち37名は市内外の陽性患者と接触があり、残り21名は感染経路不明。依然として、家族間の感染も感染経路不明も増え続けている。

 

 保健所では、1月に入ってから感染が拡大して新規陽性患者が急増しており、積極的疫学調査の重点化で対象範囲を縮小するとした上で、濃厚接触者を陽性者の同居家族のみを調査対象とし、それ以外については調査対象外とし、今後、病院や高齢者施設においてのクラスターに関しては調査を行うが、それ以外は追跡しないとしている。

 

 市内32例目となる市内医療機関のクラスターは、職員2名・入院患者9名の合計11名のまま。市内33例目の医療機関では、職員1名・入院患者2名が増え、職員5名・入院患者18名の合計23名に。

 

 34例目となる市内障害者グループホームでは、市外在住者を含む職員7名と入所者5名の12名のまま。

 

 新たなクラスターとして、市内35例目の通所介護事業所で、6日(日)〜9日(水)にかけ、職員7名・利用者12名の合計19名の感染を確認。残りの職員11名と利用者71名の検査を実施中。6日(日)から当面、事業を休止とした。

 

 本日9日に、市内小学校3校・3学級で感染者を確認。道教委や保健所と協議して、閉鎖期間を5日間に設定し、2月9日(水)〜13日(日)の間、学級閉鎖の措置を取り、いずれの学校でも関係者については調査中。

 

 現在、小学校8校・11学級と中学校1校・1学級が閉鎖しているが、本日で解除予定は1小学校・1学級と1中学校・1学級。

 

 小樽市立病院7階にある理容室に勤務する従業員1名が、5日(土)に咽頭痛があり、8日(火)の検査で陽性を確認。5日(土)・6日(日)は休務で、最終勤務日は7日(月)。8日(火)に同室を利用した入院患者5名を検査し、全員の陰性を確認。15日(火)まで休業とした。

 

 3日(木)・4日(金)・7日(月)に理容室を利用した人は、濃厚接触者に該当する可能性があるので、平日8:30〜17:00に、事務課(0134-25-1211内線2050)まで連絡をするよう呼びかけている。

 

 発熱やせきなどの症状がある人は、かかりつけ医、または小樽市発熱者相談センター(0570-080-185)へ。

 

 小樽市における現検査状況は、累計47,185名のうち陽性者2,549名(再陽性者10名を含む)。陽性者のうち入院中37名・宿泊療養施設10名・自宅・施設療養391名・宿泊療養等調整中20名、陰性確認済等2,034名、死亡57名。

 

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 ◎2月9日新型コロナウイルスに関連した集団感染の発生について(PDF)

 ◎2月9日小樽市立病院施設内における新型コロナウイルス感染症患者の発生について(外部)

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