新規陽性者過去最大80名 小樽市内新型コロナ感染死亡1名

 小樽市(迫俊哉市長)は、2月9日(水)に、市内2,550〜2,629例目(道内122,581〜122,660例目)となる新型コロナウイルスに感染した患者80名を確認したと、10日(木)15:00に発表。本日、過去最多となる新規陽性者で、8日(火)の72名をさらに更新した。

 

 症状は軽症が76名で無症状4名、重症者はいない。7日(月)に80歳代1名の死亡を確認し、市内のコロナ感染死亡が58名に。

 

 本日の80名のうち60名は市内外の陽性患者と接触があり、残り20名は感染経路不明。家族間の感染がさらに拡がり、感染経路不明も増え続けている。

 

 保健所では、過去最多80名の陽性者について「全道的に各市においても陽性者が増えている状況。早く収まるよう願いたい」と、先が見ない状況が続いている。

 

 市内32例目となる市内医療機関のクラスターは、職員2名・入院患者9名の合計11名のまま。市内33例目の医療機関では、職員3名が増え、職員8名・入院患者18名の合計26名に。

 

 34例目となる市内障害者グループホームでは、職員1名が増え、市外在住者を含む職員8名と入所者5名の13名となった。

 

 35例目の通所介護事業所では、職員2名・利用者1名が増え、職員9名・利用者13名の合計22名になった。

 

 1月に入ってから感染が拡大して新規陽性患者が急増しており、積極的疫学調査の重点化で対象範囲を縮小するとした上で、濃厚接触者を陽性者の同居家族のみを調査対象とし、それ以外については調査対象外とし、今後、病院や高齢者施設においてのクラスターに関しては調査を行うが、それ以外は追跡しないとしている。

 

 本日9日に、市内小学校2校と中学校1校で感染者を確認。小学校は2月10日(木)〜14日(月)の間、中学校は2月10日(木)〜13日(日)の間に学級閉鎖の措置を取り、いずれの学校でも関係者については調査中。

 

 現在、小学校8校・12学級と中学校1校・1学級が閉鎖しているが、本日で解除予定は3小学校・3学級。

 

 産業港湾部観光振興室の50歳代男性職員の同居家族が、7日(月)に陽性判定があった。9日(水)に咽頭痛があり、PCR検査を実施し陽性を確認。

 

 最終出勤日は7日(月)で、職場に濃厚接触者はなく、執務室内は消毒を完了。業務中の市民との接触はない。

 

 小樽市農業委員会の50歳代男性職員が、8日(火)に発熱し、9日(水)には頭痛・咳・倦怠感があり、PCR検査を実施し陽性を確認。

 

 最終出勤日が7日(月)で、同課職員3名が濃厚接触者として自宅待機となった。農林水産課内とトイレの消毒を実施。業務中の市民との接触はない。

 

 発熱やせきなどの症状がある人は、かかりつけ医、または小樽市発熱者相談センター(0570-080-185)へ。

 

 小樽市における現検査状況は、累計47,466名のうち陽性者2,629名(再陽性者10名を含む)。陽性者のうち入院中42名・宿泊療養施設11名・自宅・施設療養389名・宿泊療養等調整中55名、陰性確認済等2,074名、死亡58名。

 

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 ◎2月10日新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(PDF)

 ◎2月10日新型コロナウイルスに関連した集団感染の発生について(PDF)

 ◎2月10日産業港湾部職員の新型コロナウイルス感染について(外部)

 ◎2月10日農業委員会職員の新型コロナウイルス感染について(外部)

 ◎小樽市内の新型コロナウイルスの検査の現況(外部)

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