小樽市内新型コロナ感染止まらず 新規陽性者54名

 小樽市(迫俊哉市長)は、2月11日(金)に、市内2,694〜2,747例目(道内130,362〜130,415例目)となる新型コロナウイルスに感染した患者54名を確認したと、12日(土)15:00に発表。症状は軽症が52名で無症状2名、重症者はいない。

 

 本日の54名のうち24名は市内外の陽性患者との接触があり、残り30名は感染経路不明。家族間の感染も増えているが、感染経路不明もさらに拡大している。

 

 市内32例目となる市内医療機関のクラスターは、入院患者1名が増え、職員2名・入院患者10名の合計12名に。市内33例目の医療機関では、職員1名・入院患者2名が増え、職員10名・入院患者22名の合計32名。

 

 34例目となる市内障害者グループホームでは、市外在住者を含む職員8名と入所者5名の13名のまま。35例目の通所介護事業所では、利用者1名が増え、職員9名・利用者15名の合計24名に。36例目の医療機関では、職員1名・入院患者2名が増え、職員1名・入院患者8名の合計9名になった。

 

 保健所では、感染経路不明者の増加について、濃厚接触者の調査が仕切れていないことも理由にあるとし、クラスターの拡大については、施設内にいた人の中で、後から症状が現れた人いるとしている。

 

 1月に入ってから感染が拡大して新規陽性患者が急増しており、積極的疫学調査の重点化で対象範囲を縮小するとした上で、濃厚接触者を陽性者の同居家族のみを調査対象とし、それ以外については調査対象外とし、今後、病院や高齢者施設においてのクラスターに関しては調査を行うが、それ以外は追跡しないとしている。

 

 本日12日に、市内小学校4校・5学級と中学校2校・学級で感染者を確認。2小学校・2学級と1中学校は15日(火)まで、3小学校・3学級と1中学校は16日(水)まで学級閉鎖の措置を取り、関係者については調査中。

 

 現在、小学校8校・11学級と中学校3校・3学級が閉鎖しているが、本日で解除予定はない。

 

 福祉保険部保険年金課の40歳代男性職員の同居家族が、10日(木)に陽性が判明。無症状で、12日(土)にPCR検査を実施し陽性を確認。最終出勤日は8日(火)で、職場や来庁者に濃厚接触者はいない。

 

 発熱やせきなどの症状がある人は、かかりつけ医、または小樽市発熱者相談センター(0570-080-185)へ。

 

 小樽市における現検査状況は、累計47,850名のうち陽性者2,747名(再陽性者11名を含む)。陽性者のうち入院中43名・宿泊療養施設9名・自宅・施設療養423名・宿泊療養等調整中34名、陰性確認済等2,180名、死亡58名。

 

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 ◎2月12日新型コロナウイルスに関連した集団感染の発生について(PDF)

 ◎2月12日福祉保険部職員の新型コロナウイルス感染について(外部)

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