新規陽性者53名・クラスター2件 小樽市内新型コロナ

 小樽市(迫俊哉市長)は、2月18日(金)に、市内3,107〜3,159例目(道内149,967〜150,019例目)となる新型コロナウイルスに感染した患者53名を確認したと、19日(土)15:00に発表。症状は軽症が43名で無症状10名、重症者はいない。

 

 本日の53名のうち38名は市内の陽性患者との接触で、残り15名は感染経路不明。

 

 市内32例目となる市内医療機関のクラスターは、職員2名・入院患者10名の合計12名のまま。市内33例目の医療機関は、職員1名・入院患者2名が増え、職員18名・入院患者35名の合計53名に。35例目の通所介護事業所でも職員11名・利用者15名の合計26名のまま。

 

 36例目の医療機関では職員4名・入院患者42名の合計46名のまま。37例目の高齢者グループホームは利用者1名が増え、職員3名・利用者7名の合計10名に。38例目となる高齢者入居施設のクラスターは職員1名・入居者4名の合計5名、39例目となる通所介護事業所は職員3名・利用者6名の合計9名のまま。収束見込みのクラスターはなし。

 

 市内高齢者施設2件で新たなクラスターが発生。40例目となる施設は11日(金)〜19日(月)にかけ、職員2名・入所者3名の合計5名の感染を確認。接触の可能性のある職員13名・入所者17名の検査を行い、陰性を確認。41例目となる施設では、19日(月)に職員1名・入所者8名の合計9名の感染を確認。職員49名・入所者90名の検査を実施中。

 

 保健所では、「高齢者の集団感染が以前に比べると多くなってきているが、子どもが感染し、家族に感染する例も依然として多い」とし、クラスター把握は、高齢者施設や障がい施設・病院に絞られている。

 

 1月に入ってから感染が拡大して新規陽性患者が急増しており、積極的疫学調査の重点化で対象範囲を縮小するとした上で、濃厚接触者を陽性者の同居家族のみを調査対象とし、それ以外については調査対象外とし、今後、病院や高齢者施設においてのクラスターに関しては調査を行うが、それ以外は追跡しないとしている。

 

 本日19日に、市内小学校2校・4学級と中学校1校・1学級で感染者を確認。2小学校・2学級で21日(月)まで、1小学校・2学級と中学校1校・1学級で22日(火)まで、学級閉鎖の措置を取り、関係者については調査中。

 

 現在、小学校4校・8学級と中学校3校・3学級が閉鎖しているが、本日で解除予定はない。

 

 福祉保険部保険年金課の30歳代と20歳代女性職員陽性を確認。30歳代の職員は14日(月)に軽度の咳と咽頭痛があり、17日(木)に同居家族の陽性が判明し、18日(金)に医療機関を受診し、PCR検査を行い陽性を確認。最終出勤日は15日(火)。

 

 20歳代の職員は17日(木)に倦怠感と発熱があり、18日(金)に医療機関を受診し、PCR検査を行い陽性を確認。最終出勤日は17日(木)で、両名ともに、来庁者との接触はなく、濃厚接触の職員はいない。

 

 発熱やせきなどの症状がある人は、かかりつけ医、または小樽市発熱者相談センター(0570-080-185)へ。

 

 小樽市における現検査状況は、累計49,777名のうち陽性者3,159名(再陽性者11名を含む)。陽性者のうち入院中38名・宿泊療養施設7名・自宅・施設療養488名・宿泊療養等調整中16名、陰性確認済等2,548名、死亡62名。

 

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 ◎2月19日新型コロナウイルスに関連した集団感染の発生について(PDF)

 ◎2月19日福祉保険部職員の新型コロナウイルス感染について(外部)

 ◎小樽市内の新型コロナウイルスの検査の現況(外部)

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