令和4年度小樽商科大学入学試験 644人が挑戦

 2022年(令和4)年度の国公立大学入学試験(前期日程)が、2月25日(金)から始まり、文部科学省によると全国で23万3997人が出願し、平均倍率は2.9倍だと発表された。

 

 数日前の大雪による交通機関の乱れや、小樽商科大学(緑3・穴沢眞学長)に通じる地獄坂(商大通り)で一時渋滞が見られたものの、同大受験者に影響はなかった。

 

 コロナ禍のため、塾講師や高校職員の激励自粛を依頼したため、校門前にはその姿もなく、タクシーや自家用車で到着した受験生は、緊張した面持ちで会場に向かった。

 

 同大試験場では、10室の試験場を設けマスク着用や換気に配慮し、入室は定員の2分の1の人数に留め、座席も充分な間隔を開けていた。第3試験場210講義室では、携帯やスマートフォンの電源を切るよう繰り返し注意を促し、係から問題用紙が配布されると緊張した雰囲気に包まれていた。

 

 体調不良の別室受験もなく、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者対応の別室受験もなかった。

 

 同大では、小樽と仙台の2試験会場で定員300人に対し、志願者718人(20人)・倍率2.39倍。一昨年の志願者756人の過去最低の倍率2.3倍より、0.09ポイント高いだけだった。昨年は志願者808人(26人)で倍率2.69倍。当日の受験者数は644人(18人)だった。( )は仙台試験場の人数。

 

 内訳は、昼間コース定員280人に対し志願者数626人・倍率2.2倍、夜間主コース定員20人に対し志願者数92人・倍率4.6倍。昨年は夜間主コースの志願倍率が7倍と高かったが、今年は例年並みとなった。

 

 市内高校出身の志願者は、昼間コース35人(割合6%)、夜間主コースは4人(割合3.9%)で、札幌市内高校出身の志願者は、昼間コース377人(割合60%)、夜間主コース58人(63%)と、依然6割以上を占めている。

 

 このほか道内高校出身者は、昼間コース168人・夜間主コース24人、道外高校出身者は、昼間コース46人・夜間主コース6人だった。

 

 昼間コースは英語・数学・国語、夜間主コースは英語のみとなり、9:50開始・17:30終了予定。合格発表は、3月6日(日)10:00からを同大HPで行う予定で、校舎敷地内での掲示は検討中。

 

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