初代小樽コンシェルジュ 30歳代2名に決定

 ミスおたる運営協議会(西條文雪会長)では、ミスおたるから改名した初代2022小樽コンシェルジュに、山本奏美(やまもとかなみ)さん(34)と髙橋彩華(たかはしあやか)さん(31)の2名が決まり、3月4日(金)9:00から表敬訪問を行い初お披露目した。

 山本さんは倶知安町出身で、JRで小樽潮陵高校に通い、当時陸上部に所属し手宮陸上競技場で練習に励むなど、小樽になじみが深い。北海道医療大学に進学し、言語聴覚士として市内医療機関に勤務。

 

 職業柄、高齢者と関わることも多く、高齢者から小樽の情報を聴き、SNSを通じて情報を発信する橋渡しができればと応募したという。

 

 一方、髙橋さんは、小樽市銭函に生まれ育った小樽っ子。北翔大学に進学し、相談支援専門員として札幌の相談支援事業所に勤務。

 

 ミスおたるになりたかったが、大学卒業後は、仕事に慣れることが大切だと、余裕ができてからと思っているうちに時間が経ってしまった。今回コンシェルジュとして募集の幅が広がったことで、背中を押され応募に繋がったという。

 

 任期は2022(令和4)年4月1日~2023(令和5)年3月31日の1年。

 

 市長不在のため対応した小山副市長は、「福祉関係の仕事に就いているので、いろいろな人の気持ちが分かり、とても心強い。若い人の感性は小樽の町に合い、町も明るくなる。コロナ禍で活動ができなくて残念ではあるが、コロナが落ち着いて、活躍できる日を楽しみにしている」と期待を寄せた。

 

 小樽をPRするミスおたる2名を毎年選定していたが、63代目を以って名称を小樽コンシェルジュに変更しt、対象条件を広く募集したところ、6名の応募があったが、さらに期間を延長し、最終的に10代~50歳代の7名の応募があった。3月1日(火)に審査委員会を開き、6名が出席(1名欠席)。

 

 西條文雪審査委員長をはじめ6名の審査委員により、個別審査・全体審査を行い、表現力・対応力・体力・総評の4項目を合計20点満点で採点し、協議の結果、山本さんと髙橋さんに決定した。

 

 山本さんは、「小樽でできる美容を発信したい。札幌まで行くイメ―ジだが、大高酵素や審美歯科などを伝えたい」と、髙橋さんは、「伝えたいことは沢山あるが、小樽の町並みなど、カメラを趣味にしている人も多いので、写真映えする景色や食べ物を発信していきたい」と、コンシェルジュとして一番やりたいことを話していた。

 

 3月25日(金)に交代式と就任式を行い、それまでにコンシェルジュに相応しい制服を仕立てる予定。

 

 従来はミスおたるがミス潮も兼務していたが、同事務局としては、今まで通り梯団を先導して踊ってもらいたい意向だとしている。

 

 現在、新年度のコンシェルジュの仕事は未定。

 

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