小樽ユネスコ寄贈図書 小樽図書館で貸出開始

 市立小樽図書館(花園5・鈴木浩一館長)では、3月6日(日)から、国際的視野を広めるための図書資料拡充のため、小樽ユネスコ協会(原田祥二会長)から寄贈された新刊図書13冊(2万円相当)の貸出を開始した。

 

 同会の年中行事であるカレンダーリサイクル市を、今年も1月8日(土)・9日(日)の小樽市総合福祉センターで行い、その売上の一部を寄贈図書の購入に充てている。この活動は1974(昭和49)年から続けられ、これまでの累計冊数は1,879冊にも及ぶ。

 

 11:00から同館2階視聴覚室で贈呈式を開き、原田会長・安達久美子副会長・田澤真弓事務局長が出席。寄贈図書を前に、原田会長から鈴木館長へ目録を手渡し、小樽市教育委員会から感謝状が贈られた。

 

 原田会長は、「力を入れている活動のひとつで、ずっと継続していきたいと思う。図書コーナーを設けていただき寄附のし甲斐もある。コロナ禍ではあるが、市民に読んでいただき有意義な時間を過ごしていただきたい」と話した。

 

 鈴木館長は、「今年も寄贈していただきありがたい。コロナ禍で図書館全体の利用は減っているが、外出自粛を余儀なくされ、初めて図書館に来た人もいる。皆さんの寄贈した本の展示コーナーから興味を持ってもらえればうれしい」と感謝した。

 

 伊藤司書は、「自分たちの町の良さや文化を知り、世界・宇宙まで目を広げられるよう、子どもから大人まで読める本を選んだ」と話した。

 

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