第53回小樽歯科衛生士専門学校卒業式 20名の旅立ち

 

 

 小樽歯科衛生士専門学校(稲穂2・加藤友一校長)は、3月12日(土)13:00からグランドパーク小樽(築港11)5階銀河の間を会場に、第53回卒業証書授与式を開き、卒業生20名が新たな旅たちの日を迎えた。

 

 新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、来賓と在校生の出席を中止し、マスク着用と手指の消毒を促した。

 

 卒業証書授与と集合写真撮影時のみ、マスクを外すことを許された袴姿の卒業生は、名前を呼ばれると登壇して、加藤校長から卒業証書が手渡され激励の言葉をかけられた。

 

 在学中の努力を称えた表彰状授与では、学術優秀賞・皆勤賞・優秀生徒表彰などが贈られた。

 

 加藤校長は、「現在、世界中の人々が新型コロナウイルス感染症と戦い、また、ウクライナでは今も戦争が続いている。昨日まで普通に生活していた日常が突然奪われ、今ここに当たり前の日常生活を送れる幸せをしっかりと感じてもらいたい。

 

 今ここに生きている自分は、今までの積み重ねの結果。皆さんの未来は、これからの一歩で変えられる。53期生の皆さんが、本校での学びを活かし研鑚を続け、希望に満ちた未来を切り開き、健康で幸多き人生を歩まれることを祈念する」と告辞を述べた。

 

 卒業生を代表して村上さんは、「20人全員で、今日の日を迎えることができ嬉しく思う。長いようで短かった学校生活も今日で終わり、明日からはそれぞれが新しい生活をスタートさせる。

 

 大変なこともあるかと思うが、この3年間学んだことが、必ず自分たちの力になると信じている。豊かな経験や出会い、成長できる場を与えてくれた同校の伝統が続き、いつまでも発展されることを祈念する」と答辞を述べた。

 

 同校は、社団法人小樽市歯科医師会が、地域医療で活躍できる有能な歯科衛生士の育成を目的として、1967(昭和42)年に設立。高い国家試験合格率と100%の就職率で、これまで1,600人以上の歯科衛生士を輩出してきた。

 

 歯科衛生士国家試験は、3月6日(日)に実施され、合格発表は25日(金)。

 

 ◎小樽歯科衛生士専門学校HP(外部)

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